温水栽培　トウモロコシ

「５０度洗い」がテレビなどで紹介されている。野菜などを４８～５２℃のお湯で洗うと、鮮度が長持ちしたり、甘味が増したりするという。

５０℃だと低温で生息している雑菌は死滅するだろう。（堆肥の場合は、６０℃まで上げて、有害菌を死滅させている。）

ためしてガッテンでバナナのスゴ技７連発（NHK総合テレビ、2013.3.13）を放映していた。４０～５０℃のお湯につけると、バナナが甘くなるという。デンプンを糖に変える酵素アミラーゼの活性が高くなるから。５分お湯につけ、取り出して１時間室温に放置する。こうすることにより、甘くなるばかりか、日持ちもよくなるという。

兵庫・波部：現代農業、（2013.1）192　温水栽培　トウモロコシの喜ぶ湯加減！？が見えてきた

　　トウモロコシが喜んだ！？お湯のシャワー

　　　育苗中のかん水に、５０～５５度の温水を使う

　　　雄穂や雌穂が出てからは６３度の温水をジョウロでシャワー

　　６３度でアワノメイガを退治

　　根張りがよくなる、生育が早まる　１株当たり３ｋｇの実（1個４００ｇを６～８果）を収穫

　　熱が生育を活性化する仕組み

　　　　閉め切ったハウスで４０℃を超える高温にキュウリやキクを１時間程度さらすと、ウドンコ病やタンソ病、黒星病、

　　　　斑点細菌病などを防ぐことができる。

　　　４２℃の高温に６時間以上さらしたイネの苗は、その後の低温耐性が著しく高まった。

　　　グルタチオンの影響か？

農業で温水を使おうとする場合、大量に必要になる。水をガスや電気で温めていたら、コストがかかりすぎる。