虫　むし　昆虫　川柳　

仲畑貴志編：万能川柳デラックス１０００　（毎日新聞社、2005）　

毛虫見て　キャーとさわげた　ころもあり　　　　　　山本益子

狭い部屋　蠅一匹で　広く見え　　　　　　　　　　　南ちゃん

ゾウ見ずに　柵のアリ　見ていた子供　　　　　　　　たておかあや

ダンゴ虫　おまえって　今　しあわせか　　　　　　　凡凡人

この蚊にも　至福の時って　あるのかな　　　　　　　仲真平

要領がいいのか　風呂で待ってる　蚊　　　　　　　　小次郎

ゴキブリと　フト　目線合う　一人酒　　　　　　　　サーブ

壮烈な最期を　路で　見せる　虫　　　　　　　　　　目黒豊光

カエルにも　バッタにもいる　お殿様　　　　　　　　TYSON

クリオネの　餌食う顔の　ものすごさ　　　　　　　　ロウラン

生き物に　はやり廃りがあるなんて　　　　　　　　　猿レンチ

うつつにも　団扇の動く　蠅ぎらい　　　現　　団扇＝うちわ　蠅＝はえ

やれ打つな　蠅が手をすり　足をする　　一茶　蠅＝はえ

神田忙人：朝日せんりゅう１２５０選　（朝日新聞社、1992）

ＣＭのゴキブリ　うまく　死んでみせ　　　　　　　　　　　　　　　　大脇久夫

孑孑に会ひたるのみの　帰宅かな　　　　　　　　　　　　　　　　小原啄葉　　俳句2012.3　p103　　孑孑＝ぼうふら

虫・昆虫の俳句・川柳について、Googleサイト内検索をしてみましょう。