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興津 要：探訪 江戸川柳 （時事通信社、1990)48
仕合は 三世の縁を 二世にする 柳35 主従は、前世、現世、来世の三世の縁、夫婦は現世、来世の二世の縁、親子は現世だけの一世の縁 運よく見込まれて、主人の娘の婿になった青年を詠んだ
主の縁 一世へらして 相続し 柳１
縁でこそあれ 引きずりに とんだくれ 柳122別 引きずり（怠け者で不精な女）と、とんだくれ（悪い放蕩者の極道）とが結ばれるのも、合縁奇縁 “縁でこそあれ末かけて、約束かため身を堅め・・・”（新内節“若木仇名草）
縁談は出雲 破談は松ヶ岡 柳61 縁談は、縁結びの出雲の神が仲介役、破談は、３年間有髪の尼僧生活を送れば離婚請求できたという鎌倉の縁切り寺、松ヶ岡東慶寺
うろたへた 女 五山（ゴザン）を あっちこち 柳多留 北鎌倉の東慶寺は駆け込み寺。江戸から来たが、どれが東慶寺か分からず、鎌倉五山を行ったり来たり。
縁遠さ 草だらけだに まだ明き地 柳156 娘盛りを過ぎようというのに
おめかけは 二世と三世の間の物 柳28 愛人は、二世の夫婦でなし、三世の主従でなし、その中間
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