どじょう　ドジョウ泥鰌　泥鰌掘る　どじょう掘る魚図鑑俳句・川柳　


ドジョウ　販売

私が小学生だった、昭和30年代初めまでは、小川の水もきれいだった。冬に水のない田んぼを掘ると、指の太さくらいのドジョウが出てくることもあった。小川にかかった橋の下には、何匹かの八つ目鰻が、一個の石を取り巻いていた。その後、農薬と下水とで、どぶになってしまった。

ゴボウの笹掻きと一緒に醤油味で煮て、卵でとじる柳川鍋は美味い。大きなドジョウなら、開いて骨をとるが、小さなドジョウは丸のまま。

泥鰌豆腐は可能だろうか？生きたドジョウの入った鍋に、豆腐を入れておいて火にかける。熱くなってくると、ドジョウは豆腐の中に逃げ込むと言うのだが、・・・

どじょう　どぢゃう　ドジョウ　泥鰌　泥鰌鍋　どぜう鍋　泥鰌汁　柳川鍋　（ドジョウ科）（魚）　

復本：俳句の魚菜図鑑　（柏書房、2006）108

飯田龍太監修：旅の季寄せ　夏　（日本交通社、昭和61年）88

和名：　ドジョウ　（ドジョウ科）

くらくらと煮えは　へりけり　鰌汁　　　　　　　　村上鬼城

御輿渡御　待つ　どぜう汁　すすりけり　　　　　　久保田万太郎　　　　御輿渡御＝ミコシトギョ

泥鰌鍋　のれんも白に　替りけり　　　　　　　　　大野林火

頑（カタク）なに　汗の背中や　泥鰌汁　　　　　　加藤楸邨

鳥居でて　まっすぐに　泥鰌鍋の店　　　　　　　　波多野爽波

待たされて　箸の短き　泥鰌鍋　　　　　　　　　　鷹羽狩行

川越せば　川の匂ひや　どぜう鍋　　　　　　　　　村山古郷

柳川をとる　外人もいて　古い店　　　　　　　　　　　　　　　　　　加藤こういち

放生を待ちて　しづかに　泥鰌たち　　　　　　　　坂本謙二

奥田白虎編：川柳歳時記（創元社、昭和58年）779

どじょう一匹いない　田んぼに　詩がない　　　　　田川はじめ

どじょうさえ　住みよい所だけに　住む　　　　　　岩田三和

故里の　どじょうも去った川　さみし　　　　　　　長岡常文

どじょうにも　休耕田の　住み心地　　　　　　　　渡辺如如生

鍋　俳句・川柳

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