やまめヤマメ山女　甘子あまご　俳句・川柳魚図鑑

ヤマベとは違う。

やまめ　ヤマメ　山女　山女魚　あまご　あめご　あめのうお　山女釣り　サクラマス　（サケ科）（魚）　　

復本：俳句の魚菜図鑑　（柏書房、2006）115

和名：　サクラマス　（サケ科）

大串に　山女の滴　なほたるる　　　　　　　　　　飯田蛇笏

山女釣　晩涼の火を　焚きゐたり　　　　　　　　　水原秋桜子

味噌汁も　山魚女も渋き　ひとり旅　　　　　　　　山口草堂

瀬に立ちて　山女を串に刺す　漢（ヲトコ）　　　　瀧春一

荒瀬浪　殺到し来る　山女釣　　　　　　　　　　　福田蓼汀

激（タギ）つ瀬に　うつぶし獲たる　山女魚かな　　木村蕪城

巌（イハ）を打つ　水の雄心（ヲゴコロ）　山女釣り　飯田龍太

焼き　あめご　祖谷（イヤ）に揺らるる橋いくつ　　山田みづえ

奥田白虎編：川柳歳時記（創元社、昭和58年）408

渓流に　姿しのばせ　山女　釣る　　　　　　　　　坂口広光

木漏れ日の光る　せせらぎ　山女　舞う　　　　　　小林昌規

人情のあつさ　過疎地に　山女　追う　　　　　　　桜井昭司

山菜と　山女　まだ　日本に　こんな宿　　　　　　石岡正司

渓流をのぼる　山女と　根くらべ　　　　　　　　　瀬野三日月

やまめ釣り　釣りつつ着いた　平家村　　　　　　　伊達天明

大串に　山女の滴　なほたるる　　　　　　　　　　飯田蛇笏

山女釣　晩涼の火を　焚きゐたり　　　　　　　　　水原秋桜子

味噌汁も　山魚女も渋き　ひとり旅　　　　　　　　山口草堂

奥田白虎編：川柳歳時記（創元社、昭和58年）408169

甘子釣り　岩に隠れて　竿を出す　　　　　　　　　横内帆三

あまご　釣る竿に　魚信も　春らしく　　　　　　　西山武義

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