あんこう　アンコウ　鮟鱇　俳句魚図鑑　その２


	鮟鱇鍋用　販売	アンコウ肝　販売

アンコウはやはり、七つ道具だね。

鮟鱇　あんこう　あんかう　アンコウ　琵琶魚　老婆魚　華臍魚　かせいぎょ　綬魚　じゅぎょ　鮟鱇の吊し切り（魚）　

水原秋櫻子・加藤楸邨・山本健吉：日本大歳時記（講談社、1996）

鮟鱇を　ふりさけ見れば　厨かな　　　　　　　　　其角

鮟鱇のさかさまに　目は蘭けにけり　　　　　　　　護物

鮟鱇や　かげ膳　据えて　猪口　一つ　　　　　　　飯田蛇笏

鮟鱇も　わが身の業も　煮ゆるかな　　　　　　　　久保田万太郎

舟釣瓶　ぶっかけられし　鮟鱇かな　　　　　　　　阿波野青畝

鮟鱇を吊し　魚屋　夕景色　　　　　　　　　　　　山口青邨

とめどなき　大鮟鱇の　涎かな　　　　　　　　　　岡田耿陽

鮟鱇の　骨まで凍てて　ぶちきらる　　　　　　　　加藤楸邨

鮟鱇や　店に生きゐて　日暮れなる　　　　　　　　中川宋淵

鮟鱇を剥くに　鎮めの水を打つ　　　　　　　　　　菅裸馬

身を削がれゆき　鮟鱇の眼ありけり　　　　　　　　牧野蓼蓼

鮟鱇の吊し切とは　いたましや　　　　　　　　　　鈴木真砂女

イエスより軽く　鮟鱇を吊りさげる　　　　　　　　有馬朗人

鮟鱇の泣寝入りして　買はれけり　　　　　　　　　堀口星眠

人中に　鮟鱇　吊られ　したたれり　　　　　　　　小林康治

鮟鱇の子といふものを　喰はされぬ　　　　　　　　星野麦丘人

肛門を見せて　鮟鱇　ならびけり　　　　　　　　　森田峠

吊るされて　夜の　鮟鱇　ただよへり　　　　　　　伊藤通明

凍てきれずあり　鮟鱇の　いびつ顔　　　　　　　　田中敦子

鮟鱇の吊るされてゐて　笑いけり　　　　　　　　　飯山修

鮟鱇の　よだれの先の凍てにけり　　　　　　　　　小田実希次

煮えたぎる　鮟鱇鍋ぞ　此の世とは　　　　　　　　　　　　　　高野ムツオ　俳句2011.12　p46

魚介類の俳句・川柳を、Google サイト内検索してみましょう。

魚介類について、Googleサイト内検索をしてみましょう。