なまず　ナマズ鯰（魚）　俳句・川柳　魚図鑑


なまず　販売

昭和２０年代には食うものもなかったから、近くの小川でウナギを釣ろうと、夜仕掛けを置いた。たいていは何もかからず、かかってもナマズのことが多かった。

鹿島神宮の門前には、なまず料理を出す店がある。鯰石（要石　かなめいし）があるのは、鹿島神宮だったな。

アメリカでは、頭と内臓を取られたナマズが“Catfish”という名前で、スーパーの魚売場に並ぶ。日本人は”泥くさい“と、最初から敬遠する人が多いが、ショウガ醤油に浸けておいたものを、唐揚げにすると美味い。何度か食べた。

最近は、外国産のCatfishが観賞魚として輸入されている。

なまず　なまづ　ナマズ　鯰　梅雨鯰　ごみ鯰　鯰鍋　（ナマズ科）　キャットフィッシュ Catfish　（魚）

復本：俳句の魚菜図鑑　（柏書房、2006）84

和名：　ナマズ（ナマズ科）

薊（アザミ）かげ　逃げし　鯰を見つけたり　　　　西山泊雲

厠には　傘さしてゆく　鯰鍋　　　　　　　　　　　遠藤梧逸

鯰の子　己が濁りに　かくれけり　　　　　　　　　五十崎古郷

雷電さまの　境内　鯰料理かな　　　　　　　　　　瀧春一

鯰　小さく平たく短く　見えにけり　　　　　　　　京極杞陽

葛飾や　鯰とる子に　あやめ咲き　　　　　　　　　岸風三楼

雨粒　来（ク）鯰を　押へたる石に　　　　　　　　川崎展宏

奥田白虎編：川柳歳時記（創元社、昭和58年）92

のろのろの　鯰　案外　曲者ぞ　　　　　　　　　　前田伍健

大鯰　干されたる池に　しがみつき　　　　　　　　石井黙平

鯰なら　身の置きどころ　知っている　　　　　　　山下みつる

科学者が　鯰の予感　あてにする　　　　　　　　　山口竹志

***************************************************

魚介類の俳句・川柳を、Google サイト内検索してみましょう。

魚介類について、Googleサイト内検索をしてみましょう。