鯵　あじ　アジ　魚図鑑俳句・川柳


	関アジ

アジは、“たたき“や塩焼きが美味い。開きもよい。小鯵なら、塩・コショウして、小麦粉をつけ、唐揚げにし、酢に漬けたものも美味い。

町田では、尾の赤いアジが売られていた（２５年くらい前の話）。

大分・佐賀関の“関アジ”は高級品になってしまった。

シマアジは高級魚で、寿司ネタ・刺身。

鯵　あじ　あぢ　アジ　真鯵　室鯵　夕鯵　鯵売　鯵網　鯵釣　マアジ　（アジ科）（魚）　

復本：俳句の魚菜図鑑　（柏書房、2006）86

和名：　マアジ、マルアジ、シマアジ、オアカムロ　（アジ科）

世の中を　しらず　かしこし　小鯵売　　　　　　　　其角

活鯵（イキアジ）や　江戸　潮（シホ）近き　昼の月　一茶

小鯵　焼く妻や　厨（クリヤ）の　片襷（カタダスキ）巌谷小波

夕鯵を　妻が　値ぎりて　瓜の花　　　　　　　　　　高浜虚子

あまぐもの　鯵　割いてゐるとき　迅（ハヤ）き　　　久保田万太郎

小鯵売　虹に　そむきて　行きにけり　　　　　　　　五十崎古郷

鯵干すや　網代の　村は　過ぎたれど　　　　　　　　岡田耿陽

そのかみの　阿蘭陀　埠頭　鯵を干す　　　　　　　　高浜年尾

鯵　くふや　夜はうごかぬ　雲ばかり　　　　　　　　加藤楸邨

篠垣の外　とほりしは　鯵売りか　　　　　　　　　　安住敦

坂がかり　夕鯵売りの　後に　蹤（ツ）く　　　　　　能村登四郎

鯵売の　来るに　一本　桐が立ち　　　　　　　　　　波多野爽波

鯵を　釣り　鼻の先だけ　潮焼けす　　　　　　　　　鈴木詮子

うみまでの　街の短し　鯵を　干す　　　　　　　　　神蔵器

鯵　鯖　買う　風のかたちの波の町　　　　　　　　　阿部完市

鯵　裂いて　一枚の田も　持たぬ島　　　　　　　　　角川照子

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