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雛祭り(ひな祭り)などの俳句・川柳を集めた。
入力していたら、昔のことが思い出された。50年ほど前、姉は紙に書いた雛人形を飾ったと言う。誰が書いたか分からないが、今はわが家にある。
イリノイ大にいた1978年には折り紙で十二単の雛人形を2組作った。1組は物理の図書室に飾ったが、その後どうなったかは知らない。(Physics Libraryに当時いたLibrarianのN女史はまだ勤めているようだ。)
ミュンヘン大学にいた時には大きなカラーフォイルで兜を折り、同室だったカナダ人のNortonにプレゼントしたこともある。
奥田白虎編:新版川柳歳時記(創元社、昭和58年)
3月3日
初孫の知らせは モモの お節句に 奥田かよ子
日本はよし 雛の軸 桃の壺 高木幸太郎
老いて なお華やぐ刻を 雛節句 松田咲江
初孫が ちゃんと座って 雛節句 岡田喜雄
3月3日ごろ
草庵の 一町つづく 雛の市 多留・十四編
雛のわん 小馬鹿にならぬ 高いもの 多留・十八編
3月3日
よき人を 得た仕合わせの 飾りびな 河内さい子
遠からず 母となる日の 雛飾る 近藤ゆかり
ひな人形 母娘の歴史 脈々と 本田遊香
古雛の 栄枯盛衰 母と娘と 三浦カツ女
すこやかに 育つ願いを 初雛に 古川喜久
紙びなを 折って子のない ひな祭り 西川鯉千之
古びなの 微笑なつかし 亡母の顔 上堀松美
ひとときを 童女にかえる 雛人形 園田世志乃
飾らねば 雛泣きなさる 羽根たたき 安部光子
ひな祭り 童女にもどる 灯をともす 一鬼ふく世
3月3日
ぼんぼりの灯に 赤が浮く 雛あられ 古賀千鶴
雛あられ 昔話が したくなる 由良清子
人恋えば あわき彩もつ 雛あられ 森中恵美子
3月3日
白酒へ きっちり座る 女の子 岩崎柳路
白酒に 酔えば昔は よき時代 山崎久美子
白酒に 饒舌を増す 雛の客 山崎涼史
美しく ひとりでいたし 雛の酒 森中恵美子
白酒に 雛も浮かれて 来そうなり 小田夢路
白酒に 官女のロマン 聞きもらす 花田四郎
白酒に ルンルン気分 春の色 落合ゆきよし
白酒の 今宵は 女天下なり 林一六
3月3日
流しびな 闇を信じる ほかはなし 奥田白虎
流し雛 もうおもうまい 遠い人 大和条一郎
春寒し 着ぶくれし子の 流しびな 山本喜久子
月おぼろ どこまで行った 流しびな 竹田桂女
行く水の 流れは知らず 流しびな 赤堀隆治
雛に 厄あずけて流す 春の川 奥田かよ子
3月3日以降
華やぎの 後のさみしさ 雛納め 饗場とみ
お雛さまに 来年も逢う 羽根箒 青木ひかり
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出典 新島:そば歳時記(中公文庫、1998)
蕎麦切の 一すじのこる 雛の椀 俳諧けい 明和七年
毛氈の上で 二八を 盛り分ける 安永四年
樟脳に 包んで置いて 蕎麦を喰ひ 明和元年
御相伴 樟脳薫る 蕎麦を喰ひ 水治
出替りに 雛打まぜ けんどん屋 宝暦八年
紫宸殿 ぜげんが 雛の食う そばへ 寛政元年
雛さまと 受状 蕎麦で追つ立てる 弘化三年
華やぎの 後のさみしさ 雛納め 饗場とみ
長谷川櫂編:四季(読売新聞朝刊、2007)
菜を洗ふ 手もとに 雛流れくる 大橋規倭子(キイコ)
花に又 ことしのつれも定まらず 野水(ヤスイ)
雛の袂を 染むる はるかぜ 羽紅(ウコウ)
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水原秋櫻子・加藤楸邨・山本健吉:日本大歳時記(講談社、1996)
読売俳壇2007より
手の平に牛車をのせて雛飾る 安居雅寿
仲畑貴志編:万能川柳名作濃縮版 上・下 (毎日新聞社、2000)
娘より 母が喜ぶ ひなまつり
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