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父の日の俳句・川柳を集めた。
私は、2児の父親ではあるが、父の日を祝ってもらったことはない。それも、また良し、皆が健康なら。
そう言えば、私も父の日に、祝ったことがない。
就職したのは40歳頃だった。それまで、さんざん親に心配をかけた。ポスドクはイリノイ大の物理学科とミュンヘン大学の物理化学科(ボスは2007年のノーベル化学賞受賞者のエルトル先生)。どちらも、ボスの推薦状は自分で書き、ボスのサインだけ貰った。
理研やシカゴ大、それから、私の出身大では、どうしようもない連中に出会った。日本語すら理解できない日本人教官が多くいた。まさに狂官だね、こうなると。会社も同じだね。気違いとしか言いようのない連中が巾をきかす。(もちろん、まともな研究室の方が多いのは事実だ。)
奥田白虎編:新版川柳歳時記(創元社、昭和58年)
6月の第3日曜日
ビール 溢れて 父の日の 父の孤独 芝原路春
父の日も 青へと急ぐ ほかはなき 今井胡次郎
父の日も 父は 残業して帰り 田中蛍柳
父の日の 父 過去はもう語るまい 山本紫星
父の日は 優しい 父にされている 金村青湖
父の日の 自作自演の 酔い心地 川端敏
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水原秋櫻子・加藤楸邨・山本健吉:日本大歳時記(講談社、1996)585
6月第3日曜日
父の日に 隠さうべしや 古日記 秋元不死男
父の日の 夏柑湯など 浴びにけり 百合山羽公
緑濃き 朝の雨降る 父の日よ 菖蒲あや
父の日や 出て顧みて 森の密度 香西照雄
父の日の 父の 鴉の声を聴け 木村蕪城
老いてなほ 働かねばと 父の日あり 小林康治
忘らるるものに 父の日 鉄線花 神蔵器
さしあげて 双手さみしき 父の日や 北光星
父の日の をさなうて飛ぶ 雨燕 中拓夫
父の日の枕木 あとへあとへ 馳す 吉田鴻司
山中に朴ひとつ 咲き 父の日か 木村敏男
北海道・東北 ふるさと 大歳時記 (角川書店、平成4年)
父の日に 手負ひ 闘牛 もらひけり 秋元不死男 山形県
父の日や 老楡の 膚 撫でてゐて 池上樵人 札幌 北大
父の日の かささぎの 巣を見詰めをり 新谷ひろし 青森市 森林公園
神田忙人:朝日せんりゅう1250選 (朝日新聞社、1992)
父の日があるばっかりの 寂しさよ 根本延三
父の日の 父に何にもしてやれず 曽根原幸人
父の日の 父のごろ寝を 避けて掃き 三好洋子
父の日は 刺身 安いと書いてあり 蓼内正七
それぞれに 古い亭主を 持て余し 関本うめ
時代劇 見ている父さん 巨人ファン 森本保子
プロレスを見ている 父を見ている 子 佐々木顚
豆まきに 今年もいない お父さん 小菅哲郎
柏木哲夫:癒しのユーモア いのちの耀きを支えるケア(三輪書店、2001)
粗大ゴミ 朝に出しても 夜 戻る
濡れ落ち葉 散歩の時だけ やや乾き
散歩して 女房の顔の広さ 知り
尾藤三柳選著:男と女の辛口川柳 (同文書院、1995)
父の日を 赤で囲まぬ カレンダー 薫
ゴミの日と 父の日 一緒にされている 呑舟
母の日に あやかりたいと 父の愚痴 清
連立の家族に パパは外される 没法子 失脚
父の日を 覚えていたは 圜児だけ 春乃
母と娘の会話に 父は そっと入り 一二子
増えて来た 過去形を 娘に嫌われる 一
カタカナを知らぬ 父権が落ちて行く 快作
父の日に贈る 煙のない タバコ 義守 煙草=たばこ
娘らは みなママ側 パパのクーデター 保
穏やかに諭す 親父の眼が 厳し 正
チャブ台の丁度 意見をされる位置 稔
金父に似たところを 母に叱られる 永久志
吊革と父との 長い サドンデス 仁
親だから 子だから 腹が立ってくる 福春 似た者同士
休日のパパは 我が家のコックさん 清子
親馬鹿という 有り難い人がいる 久子
属バット 俺の言葉が 詰めてある 克美
父の座に座ると 誰もいなくなる 豊子
家にない 父の日 デパートで見つけ 放鮎
父の日に 余命保険を 贈られる 勉
我が家では パパが副知事 ご安泰 保
羽目 外す 余生があって 父 ボケず 政介 呆け=ボケ
病むよりは 厳しい父母でいてほしい 正俊
父の日に ダディと呼ばれ 聞き返す 登
百点を 求めぬ 夫婦 喧嘩せず 政み 喧嘩せず 政み
TBSラジオ編:そこで一句 川柳 (毎日新聞社、1999)世紀末の今だから、時代は川柳
父の日は 父 何事も なかりけり 桜田宏
喧嘩すりゃ 妻に子がつき 俺の負け 森田信成
ナイターと ビールがあれば 生きられる 桜田宏
飲み仲間 話題のメシは 墓地探し 森田信成
2000年 待たず わが脳 ズレ始め 糸矢加津子
吹き出物 ガンかと 悩む 2、3日 安藤英子 癌=がん
「あれそれ」じゃ 分からないよと 息子いう 伊藤伸江
こんにちは 過ぎて あの人 誰だっけ 千葉のTEAちゃん
いま私 何を捜しに この部屋へ?
鏡 見て しわの深さが 走馬灯 伊藤梅野 皺=しわ
ボケの本 読んだの忘れ また買った 増田宣子 呆け=ぼけ
よしできた! ペンを取ったら 何だっけ? 平沢義正
呼び捨ての名前 飛び交う クラス会 小沼弘
年賀状 会社 やめたら ゼロになり 玉川正則
年ごとに 枚数 増える 訃報通知 武井茂子
川柳が 会社つぶれて 日課になり 福田みどり
JR 切符さえ買えず 汗たらら 大平骼q
衰えた 足の分だけ 小言 増え 佐藤弘志
恋しても 罪にはならず 余生 春 久胡さわ江
五十路でも 若手で通る ダンスの日 江口昌子
夕刊の時は トイレが早い 父 南村香里
子が巣立ち 夫の小遣い 下げ止まり 山田信子
父のチョコ 娘 上司にリサイクル 北口清保
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