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鳥 俳句・川柳  

 

 

 

雲雀 ひばり ヒバリ

奥田白虎編:新版川柳歳時記(創元社、昭和58年)

ほおばった口で 指さす 揚げ雲雀        鈴木千歩

揚げ雲雀 みどり のどかな風の中        磯部鈴波

揚げ雲雀 再婚先の 母を訪う          原京斗

揚げ雲雀 澄みきる空へ 点となり        西村在我

遍路道 雲雀の声へ 陽が沈む          三浦秋無草

麦畑 ひばりの恋は 吸いこまれ         兵頭まもる

揚げ雲雀 春を迎えに 天高く          米田勝彦

かげろうが燃えて 雲雀が 空に融け       菊池純子

三月の空 引き裂いて 揚げ雲雀         奥田白虎

子雲雀へ 空がだんだん 高くなる        平川三雄

 

雲雀 落ち 天に金粉 残りけり         平井照敏

雲雀より 空にやすらふ 峠かな         芭蕉

 

夏雲雀 なつひばり 練り雲雀 ねりひばり 

サーカスの 幟かすめて 夏雲雀         内藤静翁

 

鶯 うぐいす ウグイス 春告鳥 はるつげどり 

鶯の声に 目覚めた 谷の樹々          山田佳子

鶯の 浮気へ 咲いた山ざくら          深尾吉則

鶯に 耳を傾けて いい湯だな          岩谷いずみ

春床に 鶯をきく 島の贅            越智伽藍

初音聞く わが静けさの 中におり        柳沢やなぎ

鶯の初音 去年の日記 繰る           松沢鶴水

鶯ないて 春の錦を映す ダム          山本しずか

鶯に 忙中閑の 耳を貸し            西島○丸

鶯の初音 右耳 ひだり耳            前田義風

うぐいすの声に 峠が 目をさます        徳田佳周

 

夏鶯 なつうぐいす ナツ ウグイス

山荘へ 夏鶯を ききにくる           田岡千里

深山に 帰り鳴いてる 夏鶯           小笹錬太

 

長谷川櫂編:四季(読売新聞朝刊、2007) 

銜(クワ)へたる 鶯笛の 羽 青く       岩垣子鹿

 

千代経(チヨフ)べき 物を様々 子日(ネノヒ)して  芭蕉

  鶯の音に だびら 雪降る             凡兆

 

 

雉子 きじ きぎす キジ

雉 啼いて 木瓜の 花芯が眼前に        山田菊人

雉がたつ 庭もつ宿の ししおどし        博多成光

雉子 撃ちの一発 林また静か          土生静子

雉子 啼いて 一人娘が嫁ぐという        園田多賀子

 

小綬鶏 こじゅけい コジュケイ

小綬鶏も 来て鳴く 広い春の庭         酒田一末

 

燕 つばめ ツバメ

つばめ達よ この戸は いつも開けておく     真島美智子

つばめ達 帰りましたと 出入りする       田中須美子

太平洋 マストを借りて来た つばめ       瓢呑舟

つばくろに 夫婦喧嘩が 恥ずかしい       藤永格堂

つばくらめ 楽譜のように 来てとまり      高木角恋坊

天平の屋根に 燕が巣をつくる          北村静仙

夕陽きれいで 燕 高く 高く 飛ぶ       那須鎮彦

花の香に 見上げる空に 初つばめ        木野内良爾

つばめ来る 息子 むすめは遠国に        鋳谷京糸

燕 斗部まだ一行も 書けない詩         中野美智子  ???

 

つばくらの 嘴に 藁しべ一文字         鈴木貞夫

 

 

燕の巣 つばめのす 

表札の上 安住の 燕の巣            松沢鶴水

燕の巣 軒の貧富の 差をつけず         森たつひこ

居住権の主張 つばめが 舞いもどる       多田誠子

巣作りをいそぐ 燕と 定期券          山田育圓

つばめの巣 見上げて ひまな小半日       中野精一郎

燕の巣 村になんでも診る 医院         平井青踏

巣作りへ 一直線の 親つばめ          松本多加

心やさしい人と 見抜いた 燕の巣        榎本暁美

 

  

岩燕 いわつばめ イワツバメ

 

天龍となる 水門に棲む 岩つばめ        南出陽一

湯けむりを抜けて 岩間の 岩つばめ       黒川紫香

 

鷺 さぎ サギ

寒そうに 鷺 片足をしまいこみ         田中かず

白まだら 鷺は 自在に川を飛び         石垣外子

 

鷹 たか タカ

秋の空 尾上の杉に 離れたり          其角

 おくれて 一羽 海わたる 鷹         孤屋

 

うずら 鶉 ウズラ 

秋の空 野とならば 鶉となりて 鳴きをらん かりにだにやは 君は来ざらむ 伊勢物語 うずら

ほととぎす 時鳥 不如帰 ホトトギス

目には青葉 山 ほととぎす 初かつお      山口素堂

谺して 山 ほととぎす ほしいまま       杉田久女    谺=こだま

鳥 一般 雀 鳩 燕 

行く春や 鳥啼き 魚の目は泪          松尾芭蕉

大空に またわき出でし 小鳥かな        高浜虚子

鳥わたる こきこきこきと 缶切れば       秋元不死男

 

檻の鷲 さびしくなれば 羽搏つかも       石田波郷   檻=おり 鷲=わし 羽搏つ=はうつ

 

我と来て 遊べや 親のない 雀         一茶

雀の子 そこのけそこのけ 御馬が通る      一茶     御馬=おんま

夕だちや 草葉をつかむ むら雀         蕪村

雀らも 海かけて飛べ 吹き流し         石田波郷

校塔に 鳩 多き日や 卒業す          中村草田男

 

初つばめ 父子に友の来ている日         加藤楸邨

啄木鳥や 落ち葉をいそぐ 牧の木々       水原秋桜子   啄木鳥=きつつき

 

日にかかる雲や しばしの わたりどり              芭蕉     渡り鳥

ひと節の竹の餌台 小鳥くる                   佐藤公子

草茎に 鵙の心は しられけり                  野 やば   鵙=もず

巣燕に 昼のラジオが楽送る                   中村汀女

赤鬚の降立つ庭に 海の月                   比嘉朝進 ひがちょうしん  赤鬚=あかひげ=沖縄の森に住む可憐な赤い小鳥

ひと節の竹の餌台 小鳥くる                   佐藤公子

 

 

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山藤・尾藤・第一生命:平成サラリーマン川柳傑作選 八つ当り (講談社、1998

鳥  

野鳥保護観察の後に 焼き鳥屋          山鳥

 

にわとりを 起こして出勤 マイホーム      白ひげ

トビにタカ 疑ってみる DNA         フツウ家族

 

 

 

 

 

 

 

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