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ドクダミは日影に生える多年草で、6月頃、白い、清楚な花を咲かせる。葉をもむと、強烈な匂いがする。これを嫌がる方も多いが、天ぷらにすると、匂いが飛んでしまい、美味しい。乾燥させて、“どくだみ茶”として、愛飲される方もいる。十薬は、10種類の薬効があるからと言われる。蓄膿症にも良いという。
花の歳時記三六五日(毎日新聞社、1996)
十薬の 白き十字を以って 誓ふ 福田蓼汀
関東 ふるさと 大歳時記 (角川書店、平成4年)
どくだみや 真昼の闇に 白十字 川端茅舎
十薬や 四つの花びら よごれざる 池内友次郎
十薬や 叱るも 躓(ツマヅ)きがちの 妻 杉山岳陽 東大泉
十薬も 天に咲く花 九十九谷(ツクモダニ) 林翔 鹿野山
十薬や 夜へ突立つ 坂がかり 鷲谷七菜子
花言葉なき 十薬は 十字切る 上田五千石 箱根 湿生花園
お鷹道 十薬 刈って 匂ひ満つ 石川佐知 東京 国分寺跡
十薬を 干して 湯治場 昼しずか 内堀八重子 塩原温泉
どくだみを 乾して 生死に 執しけり 佐藤白葉人
どくだみの 花の中なる 百度石 肥後秋晴子 井の頭 弁財天
甲信・東海 ふるさと 大歳時記 (角川書店、平成4年)
どくだみの匂う ジーンズ 脱がれあり 河合凱夫
十薬や 要らない 蚕具を 陽に晒し 星野紗一 大月
軒に吊る 十薬 乾く 風の音 石川風女
円空の塚の どくだみ ばかりかな 金子青銅 関
十薬や 犬の出歩く きつね雨 小原俊一 長野県 大桑村 須原
十薬を日蔭干しして 山の寺 木内ゑつ子 佐久
水汲んで 十薬の花 近くなる 寺田達雄
蕺草(ドクダミ)を干して 香の消ゆ 水内(ミノチ)村 長崎玲子 長野県 栄村 水内
杜深く どくだみ 灯る 狐塚 山田松荘 豊川稲荷
北陸・京滋 ふるさと 大歳時記 (角川書店、平成4年)
乳房ほどの 石も 仏や 十薬に 有馬 小松市 遊女の墓
十薬の水辺の明り 和紙の里 渡辺恭子 福井
十薬や 寺田屋裏に 易者すむ 田下宮子 京都市 伏見区
十薬や 産小屋残る 蜑(アマ)部落 増沢正冬 敦賀市 色ケ浜
墓守りの 十薬 束ね 干してあり 松永澄子 京都
魚板打つ すみずみ 白き花 十薬 石井恵美子 大津市 義仲寺
どくだみが 埋めし 天皇火葬塚 熊谷佳久子 佐渡島 真野御陵
九州・沖縄 ふるさと 大歳時記 (角川書店、平成4年)
トベラ、ガラッパ草とも。
ガラッパ草が咲くと カッパが渡る カッパ=鴫などの渡り鳥
十薬や 藩医の屋敷 今になほ 小原菁菁子
十薬は 寝墓の高さ 聖午鐘 広瀬釣仙 長崎市 東樫山
十薬の 白の ほつほつ 観世音 松尾濤子 福岡
どくだみに 歯欠けて出土 鬼瓦 有馬 福岡
どくだみや 火消し河童の ものがたり 国武十六夜
どくだみの 匂う 納屋裏 いとこたち 穴井太 大分県 九重町
どくだみの 昼の暗さで 炎えつきぬ 赤星富子
どくだみの 風がまつはる 石仏 岬木綿子
奥田白虎編:川柳歳時記(創元社、昭和58年)497
どくだみも 集団の美 見せつける 米沢暁明
どくだみの花 懐かしい おばあちゃん 岩田笑酔
どくだみの花の 情けも 梅雨の中 高山涼髪
十薬の 花の白さえ とけ込めぬ 辻文平
どくだみの 白い十字に 寄せる愛 杉浦いずみ
どくだみの 花の心を 知っている 岩田一笑
どくだみ 花言葉
十字架 強い個性(日本)
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