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紅葉 もみじ 俳句・川柳  


 

紅葉 もみじ こうよう 漆紅葉 うるしもみじ 黄葉 もみじ 夕紅葉 ゆうもみじ 柿紅葉 かきもみじ 

飯田龍太監修:旅の季寄せ 秋(日本交通公社、昭和61年)

山彦の われを 呼ぶなり 夕紅葉       臼田亜浪

この樹 登らば 鬼女と なるべし 夕紅葉   三橋鷹女

わが旅の 紅葉 いよいよ 濃かりけり     高浜年尾

 

大坂や もまばもみぢも 落葉哉        飛鳥井殿

 雪よりはやくきゆる 下間          信長     下間=しもづま

 

 

紅葉マップ

層雲峡(北海道 大雪山系)夏に一度行ったきり。

奥入瀬(青森)

日光(栃木)宇都宮に住んでいたとき、ときどき行った。

武蔵嵐山(埼玉)理研にいたときに、茸とりで何度か。

香嵐渓(愛知)

嵐山(京都)

宮島(広島)

高千穂峡(宮崎)

 

 

紅葉 もみじ こうよう 漆紅葉 うるしもみじ 黄葉 もみじ 夕紅葉 ゆうもみじ 柿紅葉 かきもみじ 黄櫨紅葉 はぜもみじ 桜紅葉 さくらもみじ 

奥田白虎編:川柳歳時記(創元社、昭和58年)620

全山の 紅葉は 神の贈りもの         乾風孝子

山峡の 紅葉 汽笛にこぼれそう        川原菊酔

紅葉をみつめ にんげんを意識する       田中南桑

紅葉は饒舌 うわさ のせてくる        北山紀世

つり橋の奥は 得がたい 谷 紅葉       山田戯堂

紅葉もゆ 乙女の胸にも ゆるやかに      狩野やすこ

山門は 紅葉 たずねる人を待ち        末定三和子

紅葉の濃淡が 罪深くする           畑中大三

てんぷらの分だけ 紅葉減る 箕面       亀山恭太

ローカル線 紅葉の奥へ 吸い込まれ      国府竜洞

心まで染まり 紅葉の中にいる         久保田有明

残照に燃える 紅葉の息づかい         長尾朝子

終章を派手に 紅葉の 身だしなみ       大坪きみえ

 

紅葉が ひときわ目立つ 漆の木        上村はるみ

 

久々に妻の里訪う 黄櫨紅葉          上野十七八

黄櫨紅葉 山仰ぐ 瞳をとり戻す        稲葉奈々

 

柿もみじ 夕日に映えて 里の秋        児玉辰子

滝しぶき 浴びて濡れたる 柿紅葉       島田竜童

 

散りしいて 桜紅葉の うら表         安藤寿美子

野佛の 桜紅葉が 頬を染め          藤野寛

 

 



 

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