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飯田龍太監修:旅の季寄せ 秋(日本交通公社、昭和61年)59
菊の香や 奈良には 古き 仏達 松尾芭蕉
たましひの しづかに うつる 菊見かな 飯田蛇笏
白菊と われ 月光の底に 冴ゆ 桂 信子
斎藤夏風:俳句実作のための 草木花 春夏秋冬 (NHK出版、2008)
白菊の 目にたてて見る 塵もなし 芭蕉
菊咲けり 陶淵明の 菊咲けり 山口青邨 とうえんめい
自らの老 好もしや 菊に佇つ 高浜虚子 おい たつ
あるほどの菊 抛げ入れよ 棺の中 夏目漱石 なげいれよ
長話 呵呵と終りや 菊日和 中田みづほ かかと
南縁の 焦げんばかりの 菊日和 松本たかし こげんばかりの
一戸も 日当らぬはなく 菊日和 鷹羽狩行
しらぎくの 夕影 ふくみそめしかな 久保田万太郎 白菊 含み初めし
菊にさす夕日は 卓を溢れけり 大野林火 あふれけり
垣の菊 ほのぼの赤し つぼみつつ 深見けん二
塵取の 真新しくて 菊の屑 橋本花風 ちりとり
懸崖の菊 見るといふ 遠さあり 後藤夜半 けんがい(盆栽仕立て)
岩木山 菊畑より 聳えけり 増田手古奈 そびえ
蝶々の 驚き発つや 野菊の香 前田普羅 おどろきたつや
残菊に佇ちて返せる 歩なりけり 木下夕爾 たちて
晩菊に 真水のごとき 晴つづく 岡本 眸
寒菊や いつを盛の つぼみがち 蕪村 さかり
菊苗や 乾かで 暮るる 土の色 長谷川零餘子
ベランダに 鉢を竝べて 菊根分 高浜年尾 ならべて
陶榻の 高さとなりし 菊若葉 粟津松彩子 榻=しじ
これよりは 旅もためらふ 菊刺芽 恩地れい子
夏菊の 小しゃんとしたる 月夜かな 一茶
菊日和 野菊 野路菊 野紺菊・のこんぎく 残菊 晩菊
菊細工 菊人形 菊花展 菊供養 菊人形 菊膾・きくなます
寒菊 冬菊 霜菊 冬の菊
菊の苗 下萌 草萌 菊根分
嫁菜 嫁菜摘む 嫁菜の花
菊若葉 菊根分 菊挿芽
夏菊 蝦夷菊 矢車菊 麦藁菊・むぎわらぎく 除虫菊
奥田白虎編:川柳歳時記(創元社、昭和58年)
菊菊菊 花屋に 秋が こぼれそう 神谷三八朗
菊 ほめて 秋の言葉の初めとす 奥田白虎
めでたさも 悲しさもあり 菊の花 三好兵六
菊日和 心 ゆたかに 日を過ごす 一鬼ふく世
菊作り 菊の心を知る 鋏 森脇政枝
お隣に 花嫁が来る 菊日和 小野清太郎
貧しさへ 菊も素顔で 咲いてくれ 石川寛水
幾山河 越えた 夫婦の 菊日和 森島千代女
菊 咲いて 日本の秋 確かなり 田澤有石
よろこびを聞く 白菊の 誇らしく 田形美緒
奥田白虎編:川柳歳時記(創元社、昭和58年)
残菊の 衿の白さに うろたえる 後原寿枝
残菊の ふるえる 花びら 我 おもう 山口美穂
残菊の なお美しき めぐり逢い 庄司登美子
残り菊 秋は どこかへ 行きました 東野加寿子
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