枯蓮　かれはす　蓮　はすハス　植物　俳句・川柳　　

枯蓮　かれはす　枯はちす　蓮の骨　はすのほね　蓮枯るる　蓮　はす　ハス　　　

飯田龍太監修：旅の季寄せ　冬（日本交通公社、昭和61年）34　

耐へがたきまで　蓮枯れてゐたりけり　　　　　安住　敦

枯れ蓮の　うごく時きて　みなうごく　　　　　西東三鬼

枯蓮の　日を溜めて　凪ぐ　ひとところ　　　　林田紀音夫

奥田白虎編：川柳歳時記（創元社、昭和58年）859

蓮枯れの堀　ジョギングの　城下町　　　　　　倉永トミ

斎藤夏風：俳句実作のための　草木花　春夏秋冬　（NHK出版、2008）

蓮植うや　田舟より　身を乗り出して　　　　　　　根岸善雄　よしお

紅の　にじみふちどる　蓮浮葉　　　　　　　　　　深見けん二　　　くれない

蓮葉　裏かへす　夜風の　通り道　　　　　　　　　山本久子

黎明の雨　はらはらと　蓮の花　　　　　　　　　　高浜虚子　　　れいめい

蓮の実が飛べり　隣もすぐ飛べり　　　　　　　　　神尾季羊　きよう

ゆく舟に　みづきみづきて　蓮　破れぬ　　　　　　軽部烏頭子　うとうし

枯蓮の　乱るる中に　光る水　　　　　　　　　　　高浜年尾

顔あげて　からかはれをり　蓮根堀　　　　　　　　高野素十　　　からかわれ

蓮植う　蓮の浮葉　浮葉　銭葉　蓮の巻葉　　蓮の葉　

蓮　蓮の花　紅蓮　白蓮　蓮華　蓮見舟　

蓮の飯　蓮の実　蓮の実飛ぶ　

破蓮・やれはす　敗蓮・やれはす　

蓮枯るる　蓮根堀

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