大根干す　だいこんほす　大根引く　洗う　干し菜　大根　だいこん　ダイコン　干し大根　野菜　俳句・川柳　　

大根干す　だいこんほす　大根洗う　掛大根　かけだいこん　大根引く　大根洗う　干し大根　大根　だいこん　ダイコン　

飯田龍太監修：旅の季寄せ　冬（日本交通公社、昭和61年）78　

大根を　水　くしゃくしゃにして　洗ふ　　　　高浜虚子

遠き日の　また　掛け足しし　大根かな　　　　松本たかし

大根を　干す家の北　家はなく　　　　　　　　榎本冬一郎

タクアンを漬ける時には、大根を洗って干さないと。　　　　　　　　　

奥田白虎編：川柳歳時記（創元社、昭和58年）775

大根を引く手に　夕日　赤く染め　　　　　　　鈴木千歩

探してる　父　大根を引いてくる　　　　　　　岡崎はるを

大根を引き抜き　土へ感謝する　　　　　　　　青木史呂

大根抜く農婦　夕陽に　背をのばす　　　　　　後原寿枝

奥田白虎編：川柳歳時記（創元社、昭和58年）775

大根を洗う　白さに幸がある　　　　　　　　　津田与史

大根を洗う少女に　陽の焦点　　　　　　　　　池田麗水

大根を洗えば　冬が深くなる　　　　　　　　　河内さい子

大根を洗う女へ　日が暮れる　　　　　　　　　大西あやめ

奥田白虎編：川柳歳時記（創元社、昭和58年）776

吊るされた大根　冬を待つ姿　　　　　　　　　小宮美奈子

大根のすだれ　初冬の軒を埋め　　　　　　　　吉田きくよ

無事な家　干し大根の影　ばかり　　　　　　　岸本水府

干し大根　軒に吊るして　冬の顔　　　　　　　増野秀子

日向路は　風に向かって　大根干す　　　　　　木下しげる

太陽の味　かみしめる　干し大根　　　　　　　小倉立山

北風が　干し大根に　甘味　つけ　　　　　　　脇坂静江

吊るされてから　大根は　老けはじめ　　　　　上野山東照

大根を干して　真冬の絵にもどる　　　　　　　大橋昭城

奥田白虎編：川柳歳時記（創元社、昭和58年）776

干し菜吊る家は　老母のいる　しるし　　　　　川上杜平

ひんぬいた　大根で　道を教えられ　　　　　　引き抜いた　大根＝だいこ

大根引き　大根で　道を教えけり　　　　　　　一茶

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