木蓮　もくれん　モクレン　花　俳句・川柳　　

木蓮　もくれん　モクレン　紫木蓮　白木蓮　はくれん　

飯田龍太監修：旅の季寄せ　春（日本交通公社、昭和61年）33

木蓮に　日　強くて　風　定まらず　　　　　　　　　飯田蛇笏

木蓮の　つぼみの　ひかり　立ちそろふ　　　　　　　長谷川素逝

木蓮に　大風の　やまぬ　日なりけり　　　　　　　　木下夕爾

うつうつと　雨の　はくれむ　弁をとづ　　　　　　　亜浪　あろう　　　はくれむ＝白蓮

白木蓮の　散るべく　風にさからへる　　　　　　　　汀女

白木蓮　夕月の空　深からず　　　　　　　　　　　　双峰

はくれんや　くちづけのあと　くちくらく　　　　　　稚魚

はくれんの　ひらくと　くもり　そめにけり　　　　　麦丘人

（白蓮＝しらはす）

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