蛍　ほたる　ホタル　虫　昆虫　俳句・川柳　　

蛍　ほたる　蛍狩り　ほたるがり　蛍見　蛍見物　蛍舟　蛍籠　ほたるかご　

飯田龍太監修：旅の季寄せ　夏　（日本交通公社、昭和61年）105

煌々と　ある灯に　戻り　蛍狩り　　　　　　　　久米三汀

夕焼の　橋に　遊んで　蛍待つ　　　　　　　　　鈴木花蓑

身の中の　まっ暗がりの　蛍狩り　　　　　　　　河原枇杷男

ほうたるを　双手に封じ　京言葉　　　　　　　　大木あまり　　蛍・ほたる・ホタル

螢の夜　老い放題に　老いんとす　　　　　　　　飯島晴子　　蛍・ほたる・ホタル

螢籠　吊るす踵（カカト）を　見られけり　　　　西村和子　　　螢・蛍・ほたる・ホタル

親一人　子一人　螢　光りけり　　　　　　　　　久保田万太郎　蛍・ほたる・ホタル

螢　くさき　人の手をかぐ　夕明り　　　　　　　室生犀星

じゃんけんで　負けて　螢に　生まれたの　　　　池田澄子

身の中の真っ暗がりの　螢狩り　　　　　　　　　河原枇杷男

夏石番矢：現代俳句キーワード辞典　（立風書房、1990)

提灯を　蛍が襲ふ　谷を来たり　　　　　　　　　　原　石鼎

身の中の　逢魔が辻の　蛍かな　　　　　　　　　　河原枇杷男

じゃんけんで負けて　蛍に生まれたの　　　　　　　池田澄子

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