花言葉　花ことば　はなことば　

“花言葉”はギリシャ神話や伝説、風習にちなんで、花のイメージになぞらえて、決められた。したがって、地域により花言葉は異なる。

日本では花を俳句や川柳、あるいは短歌に読み込むということが伝統的に行われてきたためか、ヨーロッパのような花言葉というものは、特に決められていないようである。花を詠みこんだ俳句などが、日本流花言葉なのかも知れない。

色と花言葉（２）

一般に青色は純粋・希望・信仰を、白色は純潔・清浄を、赤色は情熱を、緑は青春をあらわす。

花の紫色は、西洋では悲哀の意味がある。別離（都忘れ）、不幸な愛情（松虫草）。

早春に咲く花は、冬の寒さに耐えてきているので、「忍耐」（猩々袴）や「自信」（桃）という意味の花言葉が多い。

花期の短い花には、短命を惜しむ「愛着」や「はかない恋」（朝顔）に結びつけたものが多い。

１．徳島康之監修：誕生花と幸福の花言葉　366日　（主婦の友社、2005）

２．花の歳時記三六五日（毎日新聞社、1996）

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