食の歳時記　納豆　なっとう　納豆汁図鑑

糸引き納豆、塩納豆（大徳寺納豆・浜納豆）

１２月１日　納豆　なっとう　納豆汁　なっとうじる　納豆売（加工品　料理）　

食の歳時記三六五日（毎日新聞社、1996）

納豆の　糸引張で　あそびけり　　　　　　　　　一茶

妻の味　亡き母の味　納豆汁　　　　　　　　　　佐々木踏青子

復本：俳句の魚菜図鑑　（柏書房、2006）292

納豆か　風のねさする　大豆畠　　　　　　　　　清政

納豆きる音　しばしまて　鉢叩　　　　　　　　　芭蕉　　　　　　納豆＝なっと　鉢叩＝はちたたき

下部等に　箸　取らせけり　納豆汁　　　　　　　蕪村　　　　　　下部等＝しもべら　納豆汁＝なっとじる

有明や　納豆腹を　都迄　　　　　　　　　　　　一茶　　　　　　迄＝まで

納豆や　飯焚一人　僧一人　　　　　　　　　　　正岡子規

納豆に　あたたかき飯を運びけり　　　　　　　　村上鬼城

奥田白虎編：川柳歳時記（創元社、昭和58年）

わらで焚く　囲炉裏でうまい　納豆汁　　　　　　武田北人

納豆を溶いて　ひとりの昼　小雪　　　　　　　　杉山蝶子

納豆の　糸でからんだ　夫婦箸　　　　　　　　　山本嘉行

納豆の　まづいを　亭主　いつか　くひ　　　　　多留・２３

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