食の歳時記　筍　竹の子　たけのこ　筍飯　（野菜図鑑）俳句・川柳

孟宗竹、真竹、根曲がり竹・・　　　タケノコは水煮で売られることが多いが、九州にはタケノコの干したものがある。

５月１８日　筍　たけのこ　タケノコ　竹の子　　筍　俳句・川柳　（野菜　山菜）

食の歳時記三六五日（毎日新聞社、1996）より

たかんなの　産毛の奥の　濃紫　　　　　　　　　宮津昭彦

筍を　茹でをり　明日が混沌と　　　　　　　　　鍵和田秞子

奥田白虎編：川柳歳時記（創元社、昭和58年）93

おふくろの味　竹の子の　まぜご飯　　　　　　　木塚秋子

筍めし　京は　祭りの　たたずまい　　　　　　　奥田白虎　　　　筍飯　竹の子飯

奥田白虎編：川柳歳時記（創元社、昭和58年）223

朝掘りという　筍は　土をつけ　　　　　　　　　小寺燕子花

筍の　リズム　春陽を　待ちきれず　　　　　　　神保十三也

竹の子が　両どなりから来る　夕餉　　　　　　　佐野木美

筍の土も　一緒に　買わされる　　　　　　　　　津田一江

雨つづく　竹の子　じっとしておれず　　　　　　山添眉水

越境の罪で　筍　逮捕する　　　　　　　　　　　山本昭彦

筍は　にぎやかなもの　皮を捨つ　　　　　　　　木下愛日

たけのこの力　地を割り　天を突き　　　　　　　菊池喜代史

竹の子が　裏の小径を　ちょっと曲げ　　　　　　小田原莫

筍の　すくすくのびる　地の　歓喜　　　　　　　後藤酔明

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