食の歳時記　鰯　いわし　イワシ　鰯網　いわしあみ　魚図鑑


マイワシ　販売		カタクチイワシ販売

マイワシは、からだの側面に星が七つ並んでいることから、ナナツボシ（七つ星）とも呼ばれる。鰯はまずは刺身、次いで、内臓と骨を取って塩をしてから、酢につける（ヌタ）。塩焼き、天ぷら、フライ、・・・・

美味しい食べ方がいろいろある。取り除いた内臓に白いあぶらが付いているが、私はあれが好き。内臓だけを焼いて、醤油をチラ・・・美味いよー！

“日の本に　はやらせ給う　いわしみず　まいらぬ人は　あらじとぞおもう”　　　紫式部　　　　岩清水八幡

９月5日　鰯　いわし　イワシ　マイワシ・ウルメイワシ・カタクチイワシ　鰯　俳句・川柳　（魚）

食の歳時記三六五日（毎日新聞社、1996）より　

口の中　汚れきったり　鰯　食ふ　　　　　　　　草間時彦

妻が希（ネガ）ふ　しあわせとは何　鰯　食ふ　　成瀬櫻桃子

奥田白虎編：川柳歳時記（創元社、昭和58年）596、558

生き生きと　売り声に負け　鰯　買う　　　　　　奥田和舟　　　　いわし　イワシ

雲の色　明日は　鰯の群れがくる　　　　　　　　米田鉱平

吃水を　重たく下げて　鰯　着く　　　　　　　　久村義雄

うまいのは　古い　鯛より　活け　鰯　　　　　　池田昌宏

ひとり食う　鰯の　はらは　ほろ苦き　　　　　　岩橋芳朗　　　　腹は

見当たらぬ　番地　鰯を焼く　匂い　　　　　　　高宮柳一

大漁とみえて　鰯が落ちている　　　　　　　　　吉川白鳩

明日に　まだ望みつないで　鰯　焼く　　　　　　池田有明

鰯　焼く　匂い　我が家が近くなり　　　　　　　春岡洋士

男ありて　心まずしく　鰯　焼く　　　　　　　　久保定雄

鰯網　だんだん声を変えて　曳き　　　　　　　　杉本麦角

鰯網　ひいた　昔も　あった浜　　　　　　　　　藤原沐魚

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