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西村在我:川柳 動物誌(雄山閣出版、昭和60年)44
奥田白虎編:川柳歳時記(創元社、昭和58年)749
北海道では 羊の肉をよく食べるが、関東辺りではそれほどでもない。ジンギスカン 鍋(ジンギスカン料理)特有の匂いや味は、マトンを使ってこそ。ラムじゃ、ジンギスカン 料理にならない。とは、私世代の弁。アメリカに留学しているときに、ラムを買ってきて ジンギスカン料理をしたが、あの特有の匂いがないので、ジンギスカンを食べた気がしなかったとは、よく聞く。ただ、あの匂いを嫌がる人がいることも事実。
まあ、一度食べてごらんなさい。
師走の夜 ジンギスカンへ連れが出来 涼史
成吉思汗鍋に なまめく女秘書 遙司
頭から ジンギスカンの火を覗き 三巴瑠
ジンギスカン鍋 蒜山三山 見て つつき 井上婦由湖
北海道で、屋外でジンギスカン 鍋(料理)をするのは初夏の頃からか。煙がとにかくすごいので、外でするに限る。大学構内ですることもあるし、藤の沢にある十五島公園のような、公園までわざわざ出かけてすることもある。
牧童の笛 群羊へ朝を告げ 仁志
放たれる羊へ 丘の朝が晴れ 言也
意思もなく羊 羊の群れにいる 如水
群羊へ 平和の鈴が鳴りひびき 春子
ハイキング 羊の群と出会う丘 涼史
群れて行く 羊パカパカとは駆けず 鶴二
寒そうに暖かそうに 羊群れ 瓢太郎
群羊を導く犬が 右ひだり 和子
群れをなす羊 利発な犬が追い 九千坊
羊飼い 利巧な犬を連れて出る 亨子
癖のある羊へ 犬は気を配り 鶴千代
犬の指示通りに 羊向きを変え 如水
ひつじ飼う少年の眼に雲はやし みのる
羊追う少年四季の鯊に佇ち 佳宵
牧童の笛に ひつじは向きをかえ 竹仙
角笛の少女へ 羊逆らわず 花盈
角笛が鳴ると 羊に陽が昏れる 実
羊毛を刈る日の村に 風もなし 天衣女
肋骨を見せて 羊が毛を刈られ 忠太郎
緬羊が風邪引きそうに 刈り取られ 亜裸人
緬羊の顔 変哲もなく刈られ 波而
刈り終えた羊 鏡の前に連れ 敏郎
人間にこんな眼が欲し 羊の眼 四方
母の眼に似てると思う 羊の眼 涼史
二ア人へ 羊つぶらな瞳を向ける 茶夢
ドーナツのように 羊は角を巻き 扇啄坊
争いは嫌い 羊の丸い角 如水
レシーバーつけてるように 羊画き 紫朗
足が折れそうに 小羊けつまずき 一吉
更に目を細め 小羊乳を飲み とおし
子羊へ 母の羊の眼が細い 旭
仔羊の毛は房房と 年を越し 清多朗
飯場の児 羊の乳で育てられ 歳絵
山羊の乳ぬくぬく バスに遠く住み 久悦
仲の好い羊が 白い紙を頒け 市六
美濃紙の本場に 羊舌鼓 司馬亭
愛嬌をふりまく 羊紙を食べ 肖五
水車小屋 羊一匹繋がれる 佳宝
飄々と 羊の髯の何思う 邑路
キリストの前で 小羊悪びれず 扇啄坊
伝道師迷える羊 上手く撫で 五迷亭
大平原 羊追われて日が落ちる 鈴波
落ちる陽が 羊の群れの背を染める 香潮
羊飼い 夕日を背なに小屋を閉め 金一郎
合格を祈る 羊の絵馬を買い 友紀
市場篭 羊の肉が親しめず 花盈
地平線 羊は雲に似て動き 花々
ミレーの眼に 羊それぞれ顔がある 竹仙
側で見る 羊は綺麗とは云えず 竹早子
落日を浴びて平和な 羊飼い 八戒
蝋面の修女へ 羊首を垂れ 昭四
両親は雲の彼方よ 羊飼い 四方
糟糠の妻で 羊の生れです 虹雨
地の果に夢描く 若き羊飼い 突風
羊 飄々と一と筋道の土堤 雨後亭
恋愉し遠くに 山羊の声を聴く 為雄
立志伝 その羊腸の道に耐え 笛我
見事なる仮面だ 羊になりきって しげる
定年の夢郊外で 羊飼う 雁三
緬羊を或る日 高貴な手がさすり 敏行
新婦まだ 小羊めいている言葉 愚蓮子
燃えろ火は 迷える羊夜の底に 哲郎
長谷川櫂:四季 (読売新聞朝刊)
陽炎をよく噛んでゐる 羊かな 山尾玉藻
ひつじ・羊・ジンギスカンの俳句・川柳について、Googleサイト内検索をしてみましょう。
http://haikusenryu.yomibitoshirazu.com/
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