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鶏 にわとり ニワトリ 川柳 


 

牛肉より鶏肉の方が、冷めても美味しい。鶏肉のうま味はイノシン酸。昆布のうま味成分グルタミン酸と出会うと

飛躍的にうま味が増す。出汁が煮だってから、鶏肉を入れるのが、うま味を味わうコツ。

 

西村在我:川柳 動物誌(雄山閣出版、昭和60年)58 

鶏 にわとり ニワトリ 雄鶏 おんどり 雌鳥 めんどり 雛 ひよこ 軍鶏 しゃも 

 子供の頃ニワトリを飼っていた。当時は食料がない時代だった。白色レグホンとチャボ。

 

籠を出た うれしさ 鶏 けつまずき      爪人

牡鶏の しんずしんずと 裏へ出る       当百

鶏の はてなはてなの 歩きよう        蟻朗

背負ってるように 鶏 逃げ回り        六葉

ちょっとずつ 鶏の のど 通る水       つとむ

 

鶏の気魄に 猫もやや圧され          ねむの木

犬小屋の椀へ 鶏 偲び足           青葉冠

鶏は うろうろとして うまく逃げ       隋帖

逃げのびたとこで 鶏 餌を拾い        緑天

鶏の さがせば 食えるものばかり       鋼亭

 

産んでいる間 命が無事な 鶏         三雷波

産むほどにとられ めんどり考える       酔歩

鶏の レジスタンスは  他所で産み      寄生木

鶏の正直 一日一個 主義           夫痴人

おんどりも 自分が生んだように 鳴き     由美雄

 

ひもじさを匿せぬ ひよこ ばかりなり     紋太

食い急ぐ ヒヨコ 餌皿の中へ転げ       義央満

餌を奪うことを 早くも ひよこ知り      東洋樹

飛べそうな予感で ひよこ かけてみる     青蛾

縁日の ひよこ 子の手で葬られ        雨後亭

 

締められる朝 美しく 刻を告げ        波而

売ろうかと抱いた 鶏 あたたかい       昭二

母だけが 産まない鶏を まだかばい      金坊

鶏一羽 売られた夜を 子は黙り        ふじを

鶏 みんな売って 鶏小屋 雨が漏り      献上

 

横柄に 米屋の土間で食べる 鶏        祥園

手なずけた 鶏を 飯場の一人絞め       扇啄坊

豪雪の底から 朝を告げる 鶏         孤舟

鶏も飼ってる 島の測候所           薫風

にわとりも家族 燈台守 わびし        巴路

 

養鶏場 機械のごとく 餌を食い        扇啄坊

養鶏場 いたちの害へ 罠を掛け        竹早子

脳味噌を かき廻される 養鶏所        栄介

鶏が 機械に見える 一万羽          善秋

風向きで 養鶏場の 蠅が来る         美宵

 

鶏小屋へ 当番がある 療養所         得峰

鶏小舎に 朝朝たのし 子の日記        周魚

鶏小屋を覗いて 朝の ごあいさつ       木九

鶏小屋に 鶏の友達 すぐに立ち        六佳史

釘を打つ音で 鶏小屋 風に明け        空壺

求愛の 雄鶏 スリップしてるよう       柳漁

妬けるのか 雌鳥同士 つつきあい       主税

 

軍鶏 ところどころ 禿げてる 逞しさ     太郎丸

高々と 軍鶏の 優越感を見る         波而

軍鶏の目は もう人間を見ていない       京糸

放たれた 軍鶏は刃物の 貌となる       堅太郎

籠の軍鶏 一度 近所の子を襲い        雨吉

 

尾長鳥 生きた化石のように立ち        柳窓

厄介な 尾を褒められる 尾長鳥        五柳

尾長鳥 ほめて頂くだけに 生き        美保

止り木に 孤高を誇る 尾長鳥         とんぼ

尾長鳥 祖父伝来の 土に生き         範子

 

鶏小屋の屋根で 枯れてる 唐辛子       ○丸

獅子舞に 鶏 小首かしげたり         不二也

 

老鶏の哀れは 鬨へ ちとトチリ        白眼子

ねっからの農家で 鶏の 放し飼い       柳芳

雄鶏のはばたき 自我を誇張する        竹童

お隣の 鶏 糞をして引揚げる         眉丈

一番鶏 鳴いて 夜逃げが振返り        五迷亭

飛び番地 いきなり 鶏に羽搏かれ       天南

早発ちへ どこかの 一番鶏が鳴き       竹朗

鶏が鳴けば 田舎と きめる 劇        富楽

爪すてに立てば 鶏 こっち向き        驢人

籠を出た 鶏は 一直線に駈け         真砂

鶏の喧嘩 途中で餌をひろい          紫苑荘

精米所 庭のほこりで 鶏を飼い        鬼外

鶏は とかく隣へ 行きたがり         山雨楼

君が代を 唄いたそうな 伊勢の鶏       吾水

鶏の けたたましさに 蛇が逃げ        和子

野良犬の届かぬ距離へ 鶏も飛び        花戦

陽溜りを追う 鶏も 冬の貌          遊子

ご近所の憎まれ者で 軍鶏を飼い        雨後亭

羽のきく 鶏が居る 御神木          青蛾

薄っ気味悪く 鶏 目をつむり         一斗

 

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http://haikusenryu.yomibitoshirazu.com/

 

 

 

 

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