食の歳時記　海鼠　なまこナマコ　魚図鑑


アカナマコ　販売		このわた　販売

ナマコは、体色により、赤・青・黒の3種ある。身のかたい赤ナマコが扱いやすく、味もよい。何度か、自分で調理したことがある。もちろん、捨てるところはない。

卵巣の“くちこ”や腸の塩辛“このわた”は珍味で、高級品（１匹からわずかにしかとれないのだから、当然）。干し海鼠の“キンコ”は、高級中華材料。

1月16日　海鼠　なまこナマコ　海鼠　俳句・川柳　（魚介類）

食の歳時記三六五日（毎日新聞社、1996）　　

いっこくの　無口は　海鼠にもありし　　　　　林　翔

刺の　ごときを満身に　生海鼠　　　　　　　　檜紀代

尾頭の　こころもとなき　海鼠かな　　　　　　去来

思ふこと　言はぬさまなる　生海鼠　　　　　　蕪村

思ふこと　言はぬさまなる　海鼠かな　　　　　蕪村

荒磯に　舟傾けて　海鼠　突く　　　　　　　　石川みつ子　　　なまこ　ナマコ

能登島に　即かず離れず　海鼠舟　　　　　　　福永春風

ちぎれ飛ぶ　波の穂明り　海鼠　突く　　　　　宮脇寿子

塩ふって　海鼠の終を　かがやかす　　　　　　土田河石

酢なまこの　震へて　箸を逃げんとす　　　　　飯田君子

すきものの　歯の　きこきこと　海鼠　たぶ　　飯田蛇笏

尾頭の　こころもとなき　海鼠かな　　　　　　去来

引き汐の　わすれて行きし　なまこかな　　　　蝶夢

海鼠・なまこ　俳句・川柳

果物や野菜、花などは、俳句・川柳に数多く詠まれている。Googleサイト内検索してみよう。

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