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医者 病院 医院 病気 川柳 その2

健康と食生活・健康食品・サプリメント 目次

医者 医師 病院 医院 病気 薬

山藤章二:ぼけせん川柳 喜怒哀ら句(講談社、2009

 

婆ちゃんの知恵が 小児科行きを止め     末長キミ子

カゼ薬 どこのどなたに 効くのやら      島田順一

入院だァ 泣いて喜ぶ 寝たっきり        鈴木昭雄

高齢化 ころり 詣での 長い列         高橋加代子

ヒマが増え 病気探して 新宗教         鈴木直明

よくもまあ 生きてることの 楽しさよ       新庄義治

七色の薬のみわけ 今日も無事         岩下順一

聴診器 あてたいような 医者もおり       寺内伸弥

ストレスと言って ヤブ医者 説得し       鶴野恵子

検査して 本みて 先生 処方書く        小坂谷福治

ジョギングの次は 待合室で会い         山岡寿和夫

大病院 院長室に まねき猫            三木裕

眼のかすむ齢にならなきゃ 人 見えぬ     大坂悦子

 

死ぬ元気だけは残そう 万歩計          鈴木研堂

本当に長生きしてもいいですか          中村譲

さよならを毎日いって 生きている        栗田勇司

昼寝でも 安らかに眠る おばあちゃん     東海林雄一

先生に あだ名をつけて ご退院         上野十一

 

人生は 布オムツから 紙オムツ          遠藤剛

看取る手も 看取られる手も 骨と皮       黒田誠介

うば捨てる山がなくなり 介護法         沼田雄吉

爺ちゃんの うつぶせ寝には 眼もくれず    渡辺茂夫

通夜の宴 仏そっちのけ 盛り上がる      箱崎惠三

散骨は 山にしてくれ 泳げない         椎野茂

貧乏と音が聞こえる 救急車           高沢照夫

弔辞きき 柩の中で くしゃみする        椎野茂    弔辞=ちょうじ 柩=ひつぎ

振興券 葬儀屋さんで 使おうか         清水正俊

 

心臓をあげてもいいけど 毛があるよ      鈴木早苗

ドナーカード 美女に限ると 但し書き      阪井良輔

他人には合わぬ臓器が ひとつあり       小坂恭一

そのうちに出来る 臓器の鑑定家         岩下順一

いい思い させてやってよ 吾が臓器      伊藤友久

元気かと 介護されてる方が聞き         東海林雄一

香典を 工面してたら 持ち直し          猶原繁野

鉛筆を削れぬ孫もなる 外科医          田島克巳

死にたい人 死なせないのが よい病院    清水眞矢

五十歳 トイレの中で キレている        清水省三

院長は 他の医院にかかりたい          阿部恭之

肩書が脱がされている 診察室           寺内伸弥

リサイクル医科 そのうち出来るかな       正畑彰二

 

この病院 売りは スリルとサスペンス     渋谷慎二

生きたくて はいったところに 殺人鬼      青木慶子

保険証と遺言書 一緒に持って行く       鈴木達也

珍病名 事件のたびに 捻り出し        赤井光

人間の最後は箸で 挟まれる           庄子謙市

漢方薬 どれが効いたか わからない    入口久志

院長は 同窓の医師に かからない      阿部恭之

小学生 名札に 血液型も書き          青木英夫

失敬な 老人性という 見立て          辻内次根

入るなり いきなり塞ぐ 棺の蓋         山村正三   塞ぐ=ふさぐ

法事の日 次はだれかと 目で探す     細江隆一

再診がシロで 遺言書を破り         末永キミ子

効能に 死ぬこともあり やせ薬       高木正明

医者だって 入院したら 恐くなる      木下昇

人口の割に少ない 患者数          阿部恭之   SARS

マスクより 頬かぶりする お国柄      青木恭子   頬=ほお

面倒も 長く見てると 臭くなり       及川安夫

あの病院 退院して来た 凄い奴       諸岡直二

死亡率低い 病院 さがしてる        阿部恭之

 

 

神田忙人:朝日せんりゅう1250選 (朝日新聞社、1992

 

健康法 ただ続かないだけのこと       阿久沢廉治

健康法 勧めた人は とうに飽き       藤生和夫

口 開けているのに 歯科医 話しかけ   斎藤修

歯の治療 つぎは何かと 薄目あけ     中井実

有難や 五臓のありか 知らず生き     熊谷仁一

よくなって 看護婦さんの 生返事      新田義輝

病院食 桜餅が 添えてあり          関根信八

入りたくはないが 感じのいい 病院    矢内章一

健康でなければ出来ぬ 医者通い     河野政子

ともかくも 何を食べても 入れ歯なり   小倉健三

病院で まず渡される 紙コップ       菊池和男

 

 

TBSラジオ編:そこで一句 川柳 (毎日新聞社、1999)世紀末の今だから、時代は川柳

 

一言で 病気になったり 治ったり      関根登美子

薬だけもらう 積りが 風邪もらい      南村香里

予報士になれる 私の 神経痛       善家正子

咳ひとつ 学級 しばし崩壊し        佐藤弘志

咳したら どこかへ行った 横の席     水原節子

歯科 通い 床屋の椅子で 口を開け   小沼弘

年の数 豆を食べたら 腹こわし      水野タケシ

 

病院は 待つところなり 冬の雨      柴田伸一 俳句2012.4 p272

 

 

 医者・病院の川柳

医者・病院の川柳 その2

 

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