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うどん 饂飩 俳句・川柳

 

饂飩(うどん)は 蕎麦(そば ソバ)と違って、“うどん”と言う植物名がない。食べるものだけに付けられた名称だ。

そのためか、うどんの俳句はきわめて少ない。

ここでは“日本大歳時記”を中心に取り上げられている“うどん・饂飩”の俳句を集めた。

鍋焼とか釜揚とかよく使うが、このような時には “うどん”と言う単語を省略することが多い。

水原秋櫻子・加藤楸邨・山本健吉:日本大歳時記 (講談社、1996

鍋焼・なべやき(p.1288)

(季節:三冬)鍋焼饂飩・なべやき うどん

うどん 饂飩と言った単語は出てこない。

 

鍋焼や 火事場に遠き 坂の上             正岡子規   なべやき

鍋焼の 火をとろくして 語るかな           尾崎紅葉

鍋焼や 夜店もたたむ 十時頃             高田蝶衣

燭台や 小さん 鍋焼仕る               芥川龍之介

酒よりも 鍋焼を欲り 老い兆す            瀧春一

逢ふことの 鍋焼うどん 食べつつよ          草間時彦

居残りの数の 鍋焼 とどきけり            加藤松薫

釜揚饂飩・かまあげ うどん(p.1289)

(季節:三冬)

真白なる湯気の 釜揚げ うどんかな          草間時彦

 

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奥田白虎編:新版川柳歳時記(創元社、昭和58年)

夜鳴きうどん よなきうどん 夜鳴きそば よなきそば

箸を持つ 足から冷える 夜鳴き そば          久次米一水

夜なきそば 明かりの もれる方へ向き         上野山東照

ラーメンの 笛から冬が 深くなる           相良 渉

そろばんが あって 夜鳴きを呼びとめる        渡辺南奉

笛吹いて 淋しがりやの 夜鳴きそば          入沢十舟

夜鳴きそば 受験勉強の 子を狙い           山口竹志

極道の 味方のように 夜鳴き いる           梅本登美也

チャルメラが 平和の風に のってくる         定成希代司

この道は 夜鳴きうどんの 通る道           中村重治

夜鳴きそばが 残して行った うそ寒さ         岡本白露

 

鍋焼き なべやき 

鍋焼きの 味は吹かれて 賞められる          杉本一本杉

鍋焼きが二つ 愚痴にもならず寝る           長宗白鬼

仲畑貴志編:万能川柳名作濃縮版 上・下 (毎日新聞社、2000)  

うどん  

今日カレー 明日は カレーうどんだな          由美

 

気付いてね カレーの人参 ハートなの          浩美

店員に 食べてみたかと 客たずね            宏明

ひと粒じゃ わからぬ 米の有り難さ           正聡

まずいもの グルメになって 多くなり          咲こ利笑

これ食えば 美人になるよ 八つまで           謙二

包丁を 緊張させている スイカ             茂男

 

 

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そばについての俳句・川柳を、Googleサイト内検索してみましょう。

http://haikusenryu.yomibitoshirazu.com/

 

 

 

そばについて、Googleサイト内検索をしてみましょう。

http://www1.ocn.ne.jp/~amiyacon/

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