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いとけなく 植田となりて なびきをり 橋本多佳子
やすらぎに似て 夕 にごる 植田かな 松村蒼石
みなぎりて 水のさびしき 植田かな 草間時彦
余り苗 四隅にありて 植田かな 飯島 宏
やや曲り ほぼ真っ直ぐの 植田かな 菅谷貞夫
筑波晴れ 常陸下総 田水張る 増田湖秋
舟で行く 田植機二台 十二橋 山之内俊一
苗 配りたるままの田の 夜に入る 田宮尚樹
夏至の日の国原 早苗 りんりんと 立ちそむるなり 水のひかりに 前登志夫
妻ゐねば ひとりしたしき 稲つるび 森 澄雄
稲の香に 溺れたき眼を 瞑(ツム)るべし 福永耕二
早稲の香や 分け入る右は 有磯海 松尾芭蕉
稲の香に むせぶ 仏の 野に立てり 水原秋桜子
早稲の香の しむ ばかりなる 旅の袖 橋本多佳子
稲架の道 旦夕(タンセキ) きよくなりにけり 大野林火
稲架 日和 山川 渦をむすびつつ 橋本鶏二
群稲棒 一揆のごとく 雨に佇つ 角川源義
いちまいの 刈田となりて ただ日なた 長谷川素逝
木曾谷の 刈田をわたる ひざしかな 加藤楸邨
期しゐたる 刈田の色の 現れぬ 相生垣瓜人
新米の まことに 白し 有難し 岸風三楼
帰省せし 顔 新米の湯気の中 井沢正江
万病に効く 故里の 青田風 まついひろこ
奥田白虎編:川柳歳時記(創元社、昭和58年)477
稲の花 稲は さやかな 風が好き 久家代仕男
稲の花 きらきら 米価審議会 竹山逸郎
台風が逸れて 嬉しい 稲の花 原馨
奥田白虎編:川柳歳時記(創元社、昭和58年)643
稲の穂が出て お喋りな 風とあう 古川一高
秋の音 すべなき 視野に 穂が稔る 西村茂
故里のたよりは やはり 稲の出来 池田静山
稲穂 手に 天の恵みを 握りしめ 石川真砂
稲の出来もよし 逢いたいという 便り 森中恵美子
米どころ 米のなる木を 持て余し 吉実井児
おじぎした 稲の重みが 手に うれし 内山シゲ
太陽を見つめて 稲は 受胎する 北島醇酔
早場米 引く手あまたの頃 思う 田向秀史
早植えに合わせ 台風 早う来る 平岩加頭尾
落ち穂かぐ 瞼に浮かぶ 老いた母 山田圭都
余る米 落ち穂拾いの ミレーの絵 但見石花菜
神田忙人:朝日せんりゅう1250選 (朝日新聞社、1992)
コクゾウが 空を仰げば 日本なり 岡本雫 1984 韓国からの輸入米 コクゾウムシ
稲の穂の代わりに 百姓 首を垂れ 森越イナオ
農業で食えず 出稼ぎでも食えず 鈴木延命
田植機の届かぬ隅を 老婆 植え 田中敬造
飢饉の碑 建ってる脇に 休耕田 浅賀清吉
雑草の中で 開墾碑が朽ちる 森越いなお
百円の野菜 束ねる 農作業 西山貴美子
産地直売 土のついている方が売れ 石井かず枝
稲という草が生えてる 休耕田 木戸てつを
耕運機 先頭 村も渋滞す 阿部嘉七
果物や野菜、花などは、俳句・川柳に数多く詠まれている。Googleサイト内検索してみよう。
http://haikusenryu.yomibitoshirazu.com/
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野菜、果物、キノコについて、Googleサイト内検索をしてみましょう。
http://www1.ocn.ne.jp/~amiyacon/
http://www.geocities.jp/amiyacon/
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