食の歳時記　牡蠣　かきカキ　オイスター　（貝図鑑）

生牡蠣は美味い。フライや鍋は、火を通し過ぎないことがコツ。

１月２５日　牡蠣　かき　カキ　牡蠣　俳句・川柳　（貝）

食の歳時記三六五日（毎日新聞社、1996）　　

牡蠣　食へり　重たき肩を　起しては　　　　　石田波郷

生牡蠣と　白のワインに　はじまりし　　　　　嶋田一歩　　　　なまがき

牡蠣舟や　芝居はねたる　橋の音　　　　　　　島村元　　　　　かきぶね

牡蠣船に　持ちこむ　わかればなしかな　　　　久保田万太郎　　かきぶね

牡蠣舟へ　下りる客　追ひ　廓者　　　　　　　後藤夜半

牡蠣舟や　障子　細目に　雪を見る　　　　　　高橋淡路女

だまり食ふ　ひとりの夕餉　牡蠣　あまさず　　水原秋櫻子

のどすぐる　酢牡蠣や　酒友　なきもよし　　　高島筍雄　　　　すがき

牡蠣好きの　母なく　妻と食ひをり　　　　　　杉山岳陽

酢牡蠣　とろりと　星座より　年のこゑ　　　　飯田龍太

ぺろり　牡蠣　冷たく　他郷の女　無口　　　　秋元清澄

牡蠣　食はす　マルセーユまで　此処　発ちし　京極杞陽

晩酌の　父にのみある　牡蠣　食べたし　　　　久野哲男

牡蠣の定食　学生街は　錆色に　　　　　　　　戸川稲村

牡蠣　かき　カキ　真牡蠣　酢牡蠣　牡蠣鍋　

北海道・東北　ふるさと　大歳時記（角川書店、平成４年）

蠣とりや　影さへ　氷る　岩の月　　　　　　　五明

牡蠣食べて　鴉の顔や　浦泊り　　　　　　　　青木泰夫　　　　松島

練炭の炎が　牡蠣割の　腰を舐む　　　　　　　伊藤白潮　　　　松島湾　牡蠣処理場

金輪際　膝をくづさぬ　牡蠣割り　女　　　　　山田桃晃　　　　松島

牡蠣むきの　殻　投げおとす　音　ばかり　　　中村汀女　　　　松島湾　牡蠣処理場

廃船を風除けにして　牡蠣をむく　　　　　　　志賀白雲子　　　宮城県　手樽

同行として　噔に踏む　牡蠣の殻　　　　　　　鈴木六林男　　　松島町　雄島

牡蠣筏　雨に打たれて　相寄れり　　　　　　　佐野青陽人　　　気仙沼

牡蠣鍋の　宵より　さんさ時雨かな　　　　　　佐久間木耳郎　　松島

関東　ふるさと　大歳時記（角川書店、平成４年）

蠣むきや　我には見えぬ　水かがみ　　　　　　　其角

給はるは　石花（カキ）に　かしこし　ひねり文　嵐雪

荒海の　牡蠣を　はじけるごとく　食ふ　　　　　平井照敏　　　銚子

牡蠣の酢に　噎（ムセ）びし　泪にはあらず　　　松村千丘

牡蠣鍋や　今宵は　雪と　うらなひて　　　　　　水原秋櫻子

牡蠣鍋に　よってたかって　あたたまる　　　　　石田時次　　　浅草

牡蠣船の　煙　這ふ　水や　流れをる　　　　　　瀧井孝作

北陸・京滋　ふるさと　大歳時記（角川書店、平成４年）

蠣むきや　我には見えぬ　水かがみ　　　　　　　其角

鮑あわびアワビ（魚介類ぎょかいるい）俳句川柳　

食の歳時記 7月3日鮑あわびアワビ（貝）俳句

栄螺さざえサザエ（魚介類ぎょかいるい）俳句川柳

牡蠣かきカキ（魚介類ぎょかいるい）俳句川柳

食の歳時記 1月25日牡蠣かきカキ俳句

浅蜊あさりアサリ（魚介類ぎょかいるい）俳句川柳

食の歳時記 4月9日浅蜊あさりアサリ俳句

帆立貝ほたてがいホタテガイ（魚介類ぎょかいるい）俳句川柳

食の歳時記 6月4日帆立貝ほたてがいホタテガイ（貝魚介類）俳句

蛤はまぐり川柳

食の歳時記 4月12日蛤はまぐりハマグリ俳句

馬蛤貝まてがいマテガイ（魚介類ぎょかいるい）俳句川柳

馬珂貝ばかがいバカガイ（魚介類ぎょかいるい）俳句川柳

鳥貝とりがいトリガイ（魚介類ぎょかいるい）俳句川柳

蜆しじみシジミ（魚介類ぎょかいるい）俳句川柳

食の歳時記 3月14日蜆汁しじみじる蜆しじみシジミ

食の歳時記 1月19日寒蜆かんしじみ蜆しじみシジミ俳句

貝焼かいやき俳句川柳

果物や野菜、花などは、俳句・川柳に数多く詠まれている。Googleサイト内検索してみよう。

http://haikusenryu.yomibitoshirazu.com/

野菜、果物、キノコについて、Googleサイト内検索をしてみましょう。

http://www1.ocn.ne.jp/~amiyacon/

http://amiyacon.web.fc2.com/

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