食の歳時記　海胆　雲丹　うに　ウニ　魚図鑑　俳句・川柳

ウニは生が一番。八戸のいちご煮はウニとアワビのお吸い物。いちご煮の缶詰で炊き込みご飯を作っても美味い。種差海岸で食べたっけ。ムラサキウニやバフンウニが有名。ガンガゼは危険。


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海胆　うに　ウニ　雲丹　俳句・川柳　

海胆の針　紫にして　美しき　　　　　　　　　　野村喜舟

海胆　割くや　おろかな日々の　続きをり　　　　角川源義

水原秋櫻子・加藤楸邨・山本健吉：日本大歳時記（講談社、1996）

海胆の針　紫にして　美しき　　　　　　　　　　野村喜舟

雲丹　割くや　おろかな日々の　続きをり　　　　角川源義

雲丹さしの　昼餉の量を　得てもどる　　　　　　鈴木元

海胆　割るや　膝を鼎に　海女三人　　　　　　　喜多春梢

荒海の　針の禿げたる　海胆を取る　　　　　　　吉波泡生

北海道・東北　ふるさと大歳時記（角川書店、平成4年）

春潮や　手を　むらさきに　雲丹を剥く　　　　　皆川盤水

海胆焼かれ　棘　ぱらぱらと　白き皿　　　　　　中嶋秀子　　　奥尻島

海胆採りの　少年　焚火　置きて去る　　　　　　茨木和生　　　立待岬

海胆　あゆむ　棘といふ　刺　動かして　　　　　板谷島風　　　奥尻島

蜑（タン）たちの　「がんぜ」と言ふは　海胆のこと　　白幡千草　焼尻島

海胆採るや　碧落石を　こぼしけり　　　　　　　松井鴉城夫　　帯広

海胆　割くや　潮騒　いつも　身のほとり　　　　吉村圭子　　　

雲丹の殻　巌の窪み　家遠し　　　　　　　　　　成田千空　　　竜飛崎

雲丹　割ってくれたる　海女の老い　深し　　　　丸山海道　　　礼文島

子負ひ　漁婦　小石に座り　雲丹　洗う　　　　　岡田日郎　　　浄土ヶ浜

雲丹採りに　かたむき迫る　利尻富士　　　　　　澤田緑生　　　利尻

老夫婦　雲丹の季だけを　島に住む　　　　　　　角田み代

海胆舟の　傾ぎを深く　艪の軋み　　　　　　　　新井悠二

雲丹・うに　俳句・川柳

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