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食の歳時記 新酒 しんしゅ 日本酒

最も簡単な濁酒の作り方は、飯を炊いて、70℃くらいまで温度が下がったら、買ってきた米麹を入れてかき回す。更に、温度が下がって、40℃くらいになったら、パン酵母(ドライ・イースト)を加え、掻き廻す。後は、毎日、朝と晩に掻きまわす。室温が高いと、発酵が速く進むので、吹きこぼれなども起きる。また、味は荒々しくなる。パン酵母を加えなければ、甘酒のままだ。ただし、酵母を入れないと、酢になり易い。

吟醸酒のように、香りのよい濁酒にしたいときには、真冬 5℃くらいで、発酵させる。進行が遅いが、その分、香りが残る。

甘口・辛口は、発酵のどこで止めるかにより決まる。

人はアルコール(酒)を作ることは出来ない。不可能である。アルコールを作るのは、イースト(酵母)であるから、人は酵母の手助けをしているだけであり、酒税法などという、馬鹿げた法律は即刻 廃止すべきである。

 

味噌や醤油を作っても、禁止法律がないにも拘わらず、それらを作る人は、極めて限られている。酒税法の馬鹿げた部分を廃止したって、酒を作る人がそれほど増えるとは思えない。一時的には、増えるだろうが、それだけの手間をかけられる人が、そんなに居る筈がない。社会保険庁や厚生省、農林省の中には、暇を持て余している連中がかなりいると聞くが、多くの国民は、そんな暇はない。

 

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10月5日 新酒 しんしゅ さけ (酒 さけ サケ) 

食の歳時記三六五日(毎日新聞社、1996

人が酔ふ 新酒に 遠くゐたりけり       加藤楸邨

新酒 嗅ぐ 鼻のうごめく 上戸かな      石川錠子

 

新酒火入 しんしゅひいれ 酒煮る 酒煮 煮酒 (酒 さけ サケ) 

水原・加藤・山本編:日本大歳時記(講談社、1996

 

天も香に酔る 煮酒の 煙かな         時扇

 

新酒 今年酒 早稲酒 荒走 利酒 聞酒 (濁り酒 猿酒 古酒)

北海道・東北 ふるさと大歳時記(角川書店、平成4年)

 

炉の側に 信夫(シノブ)女と 新酒かな    河東碧梧桐   福島

よろこびの人 寄り合ふて 新酒かな      柏木香久

暁の雨も おぼえず ことし酒         平角

今年酒 くみて 聟取る話かな         小林迂長

漁師らは 赤が似合ひぬ 今年酒        柴崎富子    根室花咲港

拭きこみし 酒蔵の階 荒走          深見けん二   白河

立ちながら 汲むや 網子の にごり酒     春潮

にごり酒 爺が自慢の 秋田犬         佐藤牧羊    秋田県阿仁町

斧を研ぐ どぶろく焼けの 杣(ソマ)が胸    磯部穣四郎   秋田

方言に結ぶ宴の 醪酒(モロミザケ)      深谷雄大

 

関東 ふるさと大歳時記(角川書店、平成4年)

 

我 もらじ 新酒は 人の醒めやすき      嵐雪

よひよひに 灯ともす里の 新酒かな      成美

二三人 くらがりに 飲む 新酒かな      村上鬼城

憂あり 新酒の酔に 托すべく         夏目漱石

新酒の香 杉玉のいろ 古りにけり       土居すみ子   御岳沢乃井酒造

今年酒 蔵に馴染の 北訛り          木川秋実    小川

早稲酒や 稲荷 よび出す 姥がもと      其角

味噌でよし 塩でもよろし 新走り       江島つねを

塩 舐めて 枡の角より 新走り        蒲生光義

利酒に 舌頭千転 したりけり         細木芒角星

藁の栓して みちのくの 濁酒         山口青邨

そくばくの 利を得て 父の 濁酒       斎藤俳小星

濁り酒 男の本音 こぼしけり         海老原やす

どぶろくや 炉に八人の 膝頭         鈴木鷹夫    栃木

古酒 酌んで 職に 諍ふ こころなし     清水基吉    鎌倉

 

甲信・東海 ふるさと大歳時記(角川書店、平成4年)

 

新酒(ニヒザケ)の比(コロ)を盛りや 小哥ぶし 冬央

杉玉の 新酒のころを 山の雨          文挟夫佐恵  高山

この新酒 宗祇 水もて つくりしと       加藤三七子  岐阜県 郡上郡 八幡町

山ン神 祀りて 杣の 新酒 酌む        青柳照葉   長野県 八千穂村

杉玉や 出梁造りに 新酒の香          遠藤信子   木曽

今年酒 すなはち 五味の あらたまる      田口一穂   高山市 三町

天窓の あかり斜めや 今年酒          山浦妙子   松本市 島内

佐久島や 酒は 神杉 新走り          石塚友二   愛知県 佐久島

利酒や 胡桃を割って 宴なす          笠原古畦   山梨県白根町

戸扣(タタ)くや 夜寒の里の にごり酒     林東     尾張熱田 夜寒の里

濁酒 仙人 仙女 板戸絵に           有馬朗人   奥浜名

どぶろくに 合掌 一棟ごと 匂ふ        岡井省二   白川郷

猿酒に 酔ひては 雨の 飛騨泊         羽田岳水   岐阜

猿酒や 八ヶ岳 みな 健やかに         たなか迪子  長野

飛騨の 古酒もて ひととせの 禁酒 解く    大屋達治

 

北陸・京滋 ふるさと大歳時記(角川書店、平成4年)

 

登り窯 新酒を小さく 祀りたり         辻田克巳   滋賀県 信楽町

煙突や 新酒 火入れの煙 上ぐ         田中としゑ

斧 置いて 框(カマチ)に杣(ソマ)や 今年酒 野村泊月   京都府 西山泊雲居

新走 口に含めば 比良は雪           野見山朱鳥  大津市 堅田

利き酒や ふいに たかまる 沢の音       山崎冨美子  石川県 鶴来町

語り部に 誇る祖のあり 濁り酒         西崎佐知   富山県 五箇山

酔うて 泣くことの よろしき 濁酒(ダクシュ)かな 岩谷山梔子

濁酒に 荘年の髭 ぬらしけり          飯島晴子   新潟県 六日町

猿酒として 山祇へ 奉る            前川菁道   石川県 白山神社

 

近畿 ふるさと大歳時記(角川書店、平成4年)

 

松風に 新酒を澄ます 山路かな         支考     上野

搾りたての 新酒 売らるる 灘に来し      河野紫虹   神戸市 東灘区

雁の声 きくや 新酒に 顔 うつし       白井真貫   神戸市 灘福寿

杉玉を献じるて 新酒 まつりの 儀       森芳日出子  大神真神社

今年酒 すなはち 五味の あらたまる      田口一穂   西宮

百姓の顔して つぶれ 新走り          河野南畦   志摩

利き 猪口(チョク)に沈む 藍の輪 「新走り」 寒川念魚子  伊勢

利酒や 米喜(コメキ)の昔 なつかしみ     岡本圭岳   神戸市 灘 澤の鶴酒造

どぶろくの 舌 なめらかに 法善寺       高畑あや   法善寺

猿酒に さも似し 酒を 醸(カモ)しけむ    水原秋櫻子  奈良県 明日香村 酒船石

父子して含める 古酒や 潮(ウシオ)の香    内川恵    鳥羽港

 

中国・四国 ふるさと大歳時記(角川書店、平成4年)

 

家ごとに 鶏 もちて 新酒かな         牛棟

耳までも 染めて おかしき 新酒かな      仲鴻

新酒 古酒 千木 鰹木の 構へかな       進藤一考   出雲大社

神鏡に 吉備の 新酒を供えけり         大岩節子   岡山市 吉備津神社

海 荒るる日は 新酒 酌む 男たち       間浩太    室戸岬

放哉の墓に 供ふる 今年酒           鎌田沙華   小豆島 西光寺

新走り 四万十川の 鮎 うるか         田口一穂   中村

妙齢にして 利酒の 好敵手           岡本雅洸   安芸

祝(ホ)ぎ唄に 土佐も南の 濁酒        伊藤淳子   高知

どぶろくや 静かに 速く 風のこゑ       鷹嶋由美   徳島県 祖谷

猿酒や 日は よさこいの 国に入る       中村女柊   四国 四ツ足峠

 

 

九州・沖縄 ふるさと大歳時記(角川書店、平成4年)

 

新酒うる 秋こそ よけれ 奥山家       文鵞

憂あり 新酒の酔に 托すべく         夏目漱石

阿蘇の宿 新酒を問えば 美少年        瀧春一    阿蘇

命名の灯の あかあかと 新酒酌む       岡薗伸男

笑ふ程も 泣くほどもなし ことし酒      青青

神の嶺をくぐり来し水 新走り         興梠とみ

利酒や 琉球松の影 ほそき          知久芳子   沖縄県 糸満市

忌の臼(ユノウシ)に 新濁り酒 とくとくと  沢木欣一   沖縄県 大宜味村 塩谷

どぶろくや 安産守りの男の岩に        本多静江   沖縄 玉泉洞

どぶろくや かりそめならぬ 島の情      堀内半城   天草島

抱瓶の 古酒 ふるまはる 島の夜       阿部すず枝

 

海外 俳句集 ふるさと大歳時記(角川書店、平成4年)

 

中世の穴倉 酒舗に 新酒 酌む        松本澄江   ベルギー アントワープ

「唯一度」 唄ふ ホイリゲ 今年酒      中島啓世   ウイーン

大酒樽 巡りて 乾杯 新ワイン        関森勝夫   ドイツ ハイデルベルク

新酒(ヌーヴオー)の 深紅 マリアを 酔はしむる 外園たより フランス

大椀に濁酒(マツコリ)ゆるる 笑ひかな    柴野八洲子  韓国 清州

その人も この人も 金氏(キム) にごり酒  中原道夫   ソウル

立て膝の 妓と 秋を酌む にごり酒      山田牛歩   ソウル

濁り酒 酌みて 国境 はるかなり       山本佳絵   ソウル郊外

壺の絵の 西施 はなやぐ 古酒 酌まむ    大島民郎   中国 杭州 望湖賓館

 

酒 俳句・川柳

酒 ビール ワインの俳句・川柳 目次

甘酒 あまざけ 俳句・川柳

酒 さけ サケ 日本酒 俳句・川柳

酒 さけ 濁酒 どぶろく 俳句・川柳

焼酎 泡盛 (酒 さけ) 俳句・川柳

酒 ビール ワイン ウイスキー 川柳

酒 さけ 川柳

ビール(酒 さけ)俳句・川柳

食の歳時記 4月5日 花見酒 はなみざけ 俳句



 

魚、果物や野菜、花などは、俳句・川柳に数多く詠まれている。Googleサイト内検索してみよう。

http://haikusenryu.yomibitoshirazu.com/

 

 

 

魚、野菜、果物、キノコについて、Googleサイト内検索をしてみましょう。

http://www1.ocn.ne.jp/~amiyacon/

http://amiyacon.web.fc2.com/

 

 

 

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