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西村在我:川柳動物誌(雄山閣出版、昭和60年)
猫の仔の まだ眼が開かず 蜜柑箱 柳影子
猫の仔の もう眼があいて 寒い朝 虎石
猫の仔を上げます 家の昼の 三昧 美芳
貰われる 子猫 毛並みの順となり 安閑坊
捨てられる話を 猫は 横で聞き 愁夢
猫の子を 捨てる 拾はれそうな場所 北羊
鈴付けたままで 仔猫を 捨ててくる 史厚
叱られて 元いた場所に 猫を捨て 亜裸人
夕焼けの きれいなとこで 猫を捨て 愛穂
捨てられた 猫に 時雨が冷た過ぎ 歳絵
総毛立ち 猫 山形に怒気を見せ 文宏
骨を食う 猫 思うさま首を曲げ 錦浪
退屈な猫に 出て行く とこがあり 雀郎
後脚を置いてくように 猫は伸び 句馬
猫 どこで何食ったのか 水を飲み 甲吉
放られた猫 四つ足で ちゃんと立ち 亨子
踏みはずす 猫は ウルトラCで落ち 東白
ペルシャ猫 書生ごときに目もくれず 三太郎
ペルシャ猫 大きな面をして抱かれ 得峰
ペルシャ猫 ピアノと同じ部屋に住み 秋の月
不渡りを 横目で見てる ペルシャ猫 笑路
ペルシャ猫 三毛と遊んで叱られる 金太郎
パトロンが来る日 シャム猫 ほっとかれ 瓢太郎
シャム猫を抱いて 野良猫 どやしつけ 右左三
シャム猫の ねずみを取って叱られる 紅柳
猫の恋 忍び返しの内と外 不二丸
猫の恋 瓦一枚ずり落ちる 淑郎
猫の恋 とんだところで声を立て 喜代司
猫の恋 寝付かれぬまま 夜が白み 三ッ星
恋猫の 一汗かいて 月に去る 立秋
恋知って 猫は三日も家を空け 花箒
路地裏を みんな知ってる 猫の恋 扇啄坊
膝の猫 旦那の来ない愚痴を聞き 雁三
意見聞く 膝とも知らず 猫が来る 青芳
すぐ膝へくる 猫がいる 洗い髪 たけ
膝に来た 猫にも気兼ねする 無心 西城
初孫を抱く膝 猫を追い払い 右左三
悪戯な 鋏を叱る 猫のヒゲ 敏行
猫髭を切られて呆ける 二三日 如水
ゴムバンド 昼寝の猫が 子に射られ 善吉
空気銃 猫を狙って叱られる きん坊
猫の足 瓦一枚づつに 月 一松
招き猫 のれんを掛ける 店を出し 忠太郎
おでん屋の棚で すすけた 招き猫 多聞子
景気よくなって忘れる 招き猫 寿美子
不況風 埃を被る 招き猫 紅秋
招き猫 しっかりしてと 叩かれる つくも
緑の下 野良猫の目を 敵視する 扇啄坊
野良猫の 甘えを知らぬ 鋭い目 初枝
野良猫に いつも戸締り教えられ 君子
野良猫になって 鋭い爪を持ち 登四夫
人の眼を盗み 野良猫 仔を育て 如水
猫の飯 ひからびたまま 猫が病み 一吉
ヨボヨボの猫が 按摩の家に居る 一柳
老衰をした 猫が居る 鬼瓦 源氏
捨猫の墓場で 三日泣いて死に ○丸
猫二匹 留守して家に誰もいず 西鳥
怒鳴っても逃げない 猫が怖くなり 秋の月
つまみ食い 猫がうしろへ来て座り 秀畝子
出し抜けに 猫が横切る 法善寺 史呂
猫だって 退屈ぐらい知っている 重義
木枯しに 捨てねばならぬ 猫を抱き 慶三
貴婦人の多弁へ ペルシャ猫 あくび 松月
また猫が来ている 何か落ちた音 北斗
ふとん干す 女の力 見てる猫 響太郎
籐イスに寝れば 絵になる ペルシャ猫 岳陽
猫の手を取れば 猫にもあった意志 佐知子
寝ころんで 猫さし上げて 職がなし 敬介
真夜中に起きると 猫がついてくる 菊人
消えそうな声で 仔猫は人を呼び 寿美子
痛く無い様に 親猫 仔をくわえ 亜裸人
子を産んだ 親猫にみる 目の配り 文子
生臭い部屋で 猫好き 猫と住み 賢一郎
海猫回想記 わが家の猫 1世
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